Audio Room

2023/12/10
by 宮澤 希美代
AudioRoom 展示機器情報

■オーディオルーム内展示機器は常時(営業時間内)試聴可能です。お手持ちのCDソフト・LPレコードでもお聴きいただけます。

※展示機器は入替時期があるため、すでに展示処分品として販売されている場合がございます。

DENON DP-3000NE

2023/11/13
by 宮澤 希美代
DENON DP-3000NE 展示機器

DENON DP-3000NE レビュー

●リファレンス機器
・パワーアンプ:Accuphase/A-80
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・スピーカー:YAMAHA/NS-5000
※LPプレーヤー:LUXMAN/PD-151 MARK II(比較試聴)

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ー DP-3000NE -
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一聴?太い音で力強い音ではあるが、繊細感があり躍動感があり、一言では言い表せない複雑な音である。ヴォーカルなどは、どっしりとした低音の上に繊細な中高音が浮かび上がる。女性の声の質感、各楽器の質感は自然に表現される。定位は良く、S/N比は高いように感じる。メリハリのある音のようにも感じるが、ドンシャリな音ではない。ヴォーカル、ジャズ、ロック等が魅力的に再現される。クラシック系ソースは、音に曖昧さがなく、旋律が明確に再現され、作曲家、演奏家の意図をつかみ易い。音像がキュと締まり、これがダイレクトドライブの音なのかと思うが、私の経験が少なく言い切れない。

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ー PD-151 MARK II -
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音像や音場は、残響を伴うように緩やかに広がる。音の勢いは優しく、静かさや響きや余韻を感ずる音である。定位はダイレクトドライブ程、明確ではない。クラッシックのピアノや、バイオリン協奏曲のソースの再生に魅力を感じる。ベルトドライブの音の特徴と断言するのは簡単だが、上位機種の音は響きや余韻を残しながら、音像の締まりを感じ、全てのジャンルの音を中庸に再現するので、バランスのとり方なのかと思います。ラックスマンの音は、クラシック系ソースに強みを感じる音だと思います。

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Paradigm MONITOR SE ATOM

2023/10/13
by 宮澤 希美代
Paradigm MONITOR SE ATOM 展示

Paradigm MONITOR SE ATOM レビュー

●リファレンス機器
・CDプレーヤー:narantz/SACD 30n
・プリメインアンプ:Accuphase/E-4000

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色付けを感じないきりっとした硬質な音であるが、厚みもあり、音楽ジャンルを問わず楽しめる音である。高音質ソフトを使っても、その良さを十分表現する能力を持ち、敏感さが感じられる。140mmのウーファーの為、低音の不足が予想されたが落ち着きがあり、ピラミッドバランスで、ジャズやオーケストラを流しても、特に不満を感じない。このスピーカーは(株)PDNが扱っており、マーティンローガンと同じ雰囲気が感じられ、企業としての感性や統一感も感じられる。低価格でバランスの取れた、CDプレーヤーやアンプやレシーバーを組み合わせ、オーディオと言う趣味をスタートさせるのにふさわしい製品であると感じた。
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MARTIN LOGAN Classic ESL 9

2023/10/13
by 宮澤 希美代
MARTIN LOGAN Classic ESL 9 展示

MARTIN LOGAN Classic ESL 9E レビュー

●リファレンス機器
・CDプレーヤー:narantz/SACD 30n
・プリメインアンプ:Accuphase/E-4000

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一般的なスピーカーが再現する音場とは違っていて、透明感に満ちた音場が空間にホワーンと広がる。スピーカーの高さ以上である。しかし、歌手や楽器は、拡大される事は無く、それぞれの位置が明瞭で、空間に溶け込むように存在する。音は、明るく艶やかで、女性の声やストリングスは魅入られるように再現される。管楽器や打楽器の質感は、厚みを持って明瞭に再現されリアリティがある。テナー、ピアノ、トロンボーンの質感が良く分る。一般的なスピーカーの大型ホーンや、大口径ウーファーが作り出す、重みがあり、エネルギーが飛んで来るような音とは違っているが、表現の繊細さは類を見ない。振動板の軽さと、ツイーターやミッドバスをつなぐネットワークが無い為か、音の歪感を全く感ぜず、全ての音が自然である。音楽のジャンルは、クラシック向きとか、ボーカル向きとかでは無く、陰鬱で暗いジャズ等も、ローガンスタイルで再現され、音楽のエッセンスをつかむことが出来る。特に、低音の不足は感じない。
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ESOTERIC K-05XD

2023/07/15
by 宮澤 希美代
ESOTERIC K-05XD 展示

ESOTERIC K-05XD レビュー

●リファレンス機器
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・スピーカー:YAMAHA/NS-5000

従来、エソテリックのCDプレーヤーは、表現は精緻だが、日本画の水墨画の様に淡白な表現が奥一面に広がる印象を受けた。S/N比が高く、静かな演奏空間がスピーカーを越えて現れるのも特異な存在であった。しかし、今回のK-05XDの音は、従前の印象をガラリと変える。音色は無色だが、生命感に満ち、明瞭で、優しくもあり、力強くも有り、多彩な表現で迫って来る。音の密度が高く、前に前に出てくる様である。音場も広くゆとり感に満ちている。音に脚色が無く、あらゆるジャンルの音楽を自然な形で、又、CDに記録されたままで再現しているよう。ただ、音は太さを感じ、K-01XDで感じた精緻な表現は影をひそめる。繊細な響きや余韻に満ちたクラシック系ソースは、K-01XDの表現力が魅力的だ。ジャズやロック系のエネルギーを感じさせるソースが相応しいのではと思う。

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個人的な印象として
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まず出てきた音を聴くと、「これはアナログ再生の音では無いか!」と思うほどアナログ再生の音に凄く近い。従来アナログとデジタルの音は、録音方法に違いがあり、同じ音にはならないと言われてきた。アナログ録音の音は明瞭さと厚みを持ち、躍動感やエネルギー感がストレスなく展開する。アナログをデジタル化した音は、どこか生命感が不足して、CDを諦め、LPレコードに回帰してきた。同時期に発売されたN-05XDのDACでK-05XDの音を再生すると、従来のCDプレーヤーの音になる。K-05XDのDAC部分に、今までとは違った技術革新があるに違いない。アートペッパーの「ミーツ ザ リズムセクション」を取り出し、まず、初期発売のCDを聴いてみた、音に芯があり生命感はあるが音の広がりが無い。そして、YAMAHA 5000GTとDENON 103Rでレコードを聴いてみた。やはり、レコードの音にはふくよかさと、アルトサックスの質感、空間的広がりがあり、聴いていて心地よい。K-05XDの音はカチッとしていて、アナログ録音とは違っている。しかし、デジタル録音のジャズを再生した場合は、楽器の質感、演奏空間まで再現するから、やはり録音方法の違いと結論づけられるのか。次回はアナログ録音を最新技術でCD化した物を聴いてみます。

ESOTERIC K-05XD 試聴レポート

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JBL 4312G

2023/07/13
by 宮澤 希美代
JBL 4312G 展示機器

JBL 4312G レビュー

●リファレンス機器
・プリメインアンプ:marantz/PM8006
・CDプレーヤー:YMAHA/CD-S2100

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4312Gにはどことなく上品さを感じる。落ち着いた音でレンジが広く、演奏会場の雰囲気や奥行き感と、女性の声には繊細感や暖かみ、艶やかさ、そこはかとない色気もある。ジャズの再生を目標とするJBLのこだわりと、金楽器の胴鳴りの厚み、躍動感、また伴奏のビッグバンドとの分離も良く、空間的広がりも不満が無い。クラシックのピアノやバイオリンの演奏にも、落ち着ついた空間的広がりの中に、演奏技法の深さや、表現の柔らかさ、綺麗さや、繊細な余韻までも感じられ、クラシックも十分楽しめる鳴り方である。今回の試聴ではこのような印象だったが、アンプメーカーを変えるとまた違った印象にもなる。
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MAGICO A1

2023/05/13
by 宮澤 希美代
MAGICO A1 展示機器

MAGICO A1 レビュー

●リファレンス機器
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・CDプレーヤー:Accuphase/DP-750

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透明感のある空間に、精緻で引き締まった音像を描く。定位は優れ、声や楽器の表現は詳細を極める。しかし、ピアノや弦楽器のもつ響きや余韻などは余り感じられない。木製のスピーカーは、箱鳴りを表現の一部としてきたが、ジュラルミンボディーはいっさいの共振を排除するのだろう。少数楽器で表現されるジャズ等は、音像の引き締まりと、ストレートな音の発散が感じられ、体に響くものがある。しかし、クラシック系のピアノの響き、バイオリンの胴鳴りのようなふくよかさ、オーケストラのスケール感等は余り感ぜられず、CDプレーヤーやアンプとの組み合わせに工夫がいるだろう。
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Bowers-Wilkins 805D4

2023/05/13
by 宮澤 希美代
B&W 805D4 展示機器

B&W 805D4 レビュー

●リファレンス機器
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・CDプレーヤー:Accuphase/DP-750

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明るく艶やかで、元気が良く、低音がたっぷり出る。しかし団子にはならない。音は高解像で、録音の優劣を明瞭に表現する。スケール感や奥行き感がある。タンノイの美音を元気にした様な音。低音がたっぷりと響き、躍動感に富み、しかも、各々の音が高分解で明るく艶やかな美音に仕上がっている。聴きやすく、若々しい印象である。スピーカーが作る演奏空間が広く、立体的で、リビングに置けば、生活空間を豊かに彩ってくれる。
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TAD TAD-ME1

2023/05/13
by 宮澤 希美代
TAD TAD-ME1 展示機器

TAD TAD-ME1 レビュー

●リファレンス機器
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・CDプレーヤー:Accuphase/DP-750

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CDに記録された信号を、歪感無く表現する基礎再現力は十分あり、それをTADの音楽ポリシーで味付けしてある。ベリリウムのツイーターとアラミド繊維のウーファーで構成され、特殊スリットから放出される低音が音像の深みと音場のスケール感を醸し出している。優秀録音から再生される女性の声は、陶磁器の釉薬のような透明感と滑らかさを持ち、陶酔の世界へと引きずり込まれる。細かな描写に、明るさ、艶やかさ、躍動感、スケール感を持たせてあり、ジャンルを超えて演奏者の技巧の全てと実存感を聴かせ、味わい深い再生を提供してくれる。
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Bowers & Wilkins 707 S3

2022/11/13
by 宮澤 希美代
Bowers & Wilkins 707 S3 展示

Bowers & Wilkins 707 S3 レビュー

●リファレンス機器
・プリメインアンプ:marantz/MODEL 30
・CDプレーヤー:marantz/SACD 30n

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まず、クールな艶やかさと解像力の高い音色を感じ、繊細さや、声や楽器の質感が表現される。その中でピアノの透明度の高い硬質感や、バイオリンの憂いを帯びた弦の擦れる音色を味わうことが出来る。力強い表現には、リファレンス機のマランツCDP,AMPも貢献しているように思う。802D4の密度感のある音像と、歪感とS/N比が改善された生々しい表現とは違ってはいるが、何か共通の物づくりを感ずる。低音の量感は小口径のウーファー故、物足らない感じはあるが、サブウーファーを使用すればさらに完成度を高められる。棚置きでもスタンドに乗せて使っても、それなりの満足感は十分得られるスピーカーではないかと思う。
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marantz MODEL 30/SACD 30n

2022/10/13
by 宮澤 希美代
marantz MODEL 30/SACD 30n 展示

marantz MODEL 30/SACD 30n レビュー

●接続スピーカー
・YAMAHA:NS-5000
・Bowers & Wilkins 707 S3
・FINE AUDIO F502

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明瞭な音像が力強く広がり、解像力は高く反応が早い。デジタルアンプの共通した特性を感ずるが、マランツはそこに洗練された品位と落ち着き、大人の雰囲気を付与している。スケール感、柔らかさ、艶やかさを求めるなら他に選択肢を考える必要性があるように思う。とは言うものの様々なスピーカーと組み合わせると、そのスピーカー独自の音色を活かしながら、格調の高さと芯のある音像が組み立てられ、使い方次第では満足出来る製品だと思う。今回、NS-5000と同時に試聴した、Fyne Audio(ファイン・オーディオ) F-502では柔らかさと格調の高さを、また、B&W新製品703S3では同じく格調の高さと、さらに艶やかな明瞭さを感じた。
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