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トライオードは、2022年2月以来、EVOLUTION(進化)シリーズを展開している。プリメインアンプEVOLUTION MUSASHI(KT150真空管)、プリアンプEVOLUTION PREを先行させ、昨年末にパワーアンプのピアノブラック仕上げに大型表示部と、真空管アンプになかった使いやすさを実現したTRZ-P300W(300B真空管)が発売されている。 従来プリメインアンプが主体のトライオードの世界が、プリとパワーでの組み合わせでどのような音色となるのか、違いはあるのか? 興味深々でトライしてみることとした。先ずはEVOLUTION PRE とTRZ-P300Bを聴き、本来はプリメインアンプであるTRV-88XRを組み合わせ、300B真空管とKT88真空管の音色の差も試してみる。
【EVOLUTION PRE】
・電子ボリューム採用:日清紡マイクロディバイス製MUSESシリーズ電子ボリューム
・入力系の信号経路の最短化
・Rコア電源トランス
・ポリプロピレンコンデンサー
・大型表示部
【TRZ-P300W】
・300B A級パラシングル
・20W+20W
・大型トロイダルトランス
・メーターを確認しながらバイアス調整が可能
【TRV-88XR】
・KT88 AB級プッシュプル
・35W+35W
・シャーシー天面にバイアスメーター
●SACDプレーヤー:marantz/SACD10
●スピーカー:YAMAHA/NS-5000
【EVOLUTION PRE + TRZ-P300W】
※昨日参加した2025東京インターナショナルオーディオショウで、山崎社長が、プリアンプの重要性を力説していたのでレポートに追加で記します。「CDプレーヤーやアナログプレーヤーの微弱な信号を増幅するためには、プリ部とパワー部を分けた方が良い。又、従来のプリメインアンプにも、プリの信号を入力すれば、より深い音楽再生ができる」と言っていました。
トランジスターアンプの再生とは違っていて、これが真空管アンプの世界なのかなと思う。過去に、マランツ#7と#9や、マークレビンソンLNP-2と手作り300Bパワーアンプの音を聞いたとき、音像が空中に浮かび上がる音を聞いて、なんと優雅な雰囲気だろう、と思った。今回、TRIODE EVOLUTION PRE + TRZ-P300Wの音は、そんな世界を彷彿とさせる。 歌手や楽器の音像はまろやかな音色で、高域から低域まで明瞭でバランス良く、さらに抜けが良く、演奏空間に浮かび上がる。音像に程よい厚みを感じ、血がかよっているような生命感がある。手嶌葵では曲のイメージの、叙情性や静寂感をさりげなく表現し、ビッグバンドジャズやオーケストラでは、各楽器の音に芯があり迫力を感ずる。バイオリンとピアノの演奏には美しい音色と共に、絡みの綾が感じられ、魅了される。レンジはそれ程広くは無いが、ジャンル別にオールマイティな表現力を持っており、全ての演奏に陶酔してしまい、聴き疲れしない。
【EVOLUTION PRE + TRV-88XR】
演奏空間が広がるような開放感と躍動感がある。音は明瞭で生命感もあるが、300Bに比べるとコッテリ感は少なくなる。声や演奏に、スピード感と清涼感を感じ、高域から低域まで明瞭でバランスが良い。ビッグバンドジャズやオーケストラの演奏では、各楽器の存在感が生々しく、伸びやかで、引き込まれるようで、聴いて楽しい。全てのジャンルにおいて、聴いて楽しいと感じさせる。
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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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手嶌の声が、空間に浮き上がり、抜け感が良く、ステージの空気感も感ずる。明確な音像と、空間に浮き上がる雰囲気はトランジスターアンプとは違っていて、血が通っている様な生々しさや、温度感が感じられる。伴奏も含めて高域から低域まで非常にバランスが良い。曲の持つ叙情性、静寂性を過不足なく描き出している。
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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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トランジスターアンプと比べると分解性は高くはないが、女性の声に程よい厚みがあり、色気、野性味を感じ、非常にまろやかで聴きやすい音。声も楽器も明瞭で、曲に自然に陶酔できる再現。迫力を感ずる声では無く、刺激的な音では無いが、自然の声に近いのではないかと思う音。
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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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スケール感は無いが、音の芯がしっかりしていて、生々しい。音に程よい厚みがあり、各楽器の分離良く、自然なバランスで鳴る。刺激的な音は出ないので、聴き疲れが無く音楽に浸れる楽しさを感ずる。各楽器の質感も肉厚感があって良い。ドラムも存在感がある。木管楽器は本物が鳴っているようだ。
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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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中庸な音で、生き生きとして、美しい音と思わせる。バイオリンに程よい厚みがあり、伴奏のピアノも、バイオリンの調べに呼応して奏でられ、クラシックの世界に陶酔できる。演奏空間に音像が浮かび上がり、各楽器の立ち位置は明瞭。表現がまろやかで、それでいて実存感があり、纏まりの良いクラシック表現。聴いていて表現に引き込まれる。これが300Bの真空管の世界かと思う。
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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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まろやかで高貴な音。刺激的な音は出ないが各楽器の分離良好で、オーケストラの迫力は大いに感じ、クラシックの崇高さがヒシヒシと迫って来る。音楽表現のバランスが非常によく、実存感を感ずる。全てにおいて非常に纏まりの良い音。300Bの音は、実存感があって生き生きとした生命感があると感ずる。
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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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空間が広がるような開放感があり、300Bに比べると躍動感がある。音は明瞭で生命感も感ずるが、300Bに比べて、コッテリした厚みは少なくなる。爽やかさ、涼やかな感じも受ける。
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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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空間的な広がりと躍動感を感じる。音像の厚みはあっさりするが、音のスピード感は増し、伸びやかな音。コッテリから爽やかな感じへ変わり、刺激的な音は出ず、非常に聴きやすい。音像は明瞭、トランジスターアンプに近い感じがする。全てがフラットで存在感がある。
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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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ビッグバンドジャズの重みがあり存在感のある音で、引き込まれる様な演奏が展開され、聴いていて楽しい。各楽器の存在は明瞭で、分離良く、音も滑らかで、躍動感のある音。いつまでも聴いていられる音。
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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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バイオリンも伴奏のピアノも伸びやかに余韻豊かに響く。ピアノ、バイオリンの音像は明瞭であり、スケールの大きい演奏空間を聴かせる。音楽が美しく崇高に響き、十二分に魅了される世界である。家庭でくつろいでクラシック音楽にひたりきれる世界である。
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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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スケールの大きさを感ずる伸びやかなオーケストラ。音の分離は良く、各楽器の存在は明瞭である。緊張感を感ぜず、音楽に浸りきれる音像を再現する。300Bの真空管と比べなければ、音の厚みも程よく感じ、存在感のある生々しさを感ずる。
今宵はヴィヴァルディの四季を聴きます。快活で、躍動感あふれる旋律に、四季の変化や農民の思いを感じます。イタリアの四季は日本の四季とは違っているようで、秋の寂寥感や冬の陰鬱さは余り感じません。フェリックス アーヨのバイオリンは素晴らしいです。
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