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昨年(2024年)3月、静岡市浅間町に誕生したミュージック喫茶「kugo music cafe」 足繁く通い一年が過ぎた今、振り返って思う事柄やオーナーさんからの話などを綴ってみました。少々長くなってしまいましたが、これでもまだまだ書ききれないくらいです。本当に稀少なお店さんであることが伝わると思います!
一番最初の「kugo music cafe」のレポートは2024年3月、次にレポートしたのは7月「kugo music cafe」に新しく加わったアキュフェーズのプリアンプC-3900についての試聴レポートを書いていますので、今回の1周年レポートは3回目となります。
■ミュージック喫茶「kugo music cafe」誕生 2024年3月(1)
■「kugo music cafe」Accuphase C-3900導入 2024年7月(1)
オーナーが温めてきた「オーディオを聴かせる喫茶店をやりたい・・」との思いが現実味を帯びてきたのは4年前である。先ずはどんなスタイルの喫茶店にするのか? 静岡県に点在する音楽喫茶をいくつか巡ることとなる。浜松駅前「Tournez La Page/トゥネルラパージュ」そこには最上級グレードのアバンギャルドのスピーカーが設置されている。1階はテーブル席で会話を楽しむ場として、半地下の個人席はスピーカーに対峙し、純粋に音楽を楽しむスタイルを取り、アバンギャルドのデザインが生かされたお洒落な喫茶店であった。焼津市「CLASSIC CAFE Luftpause/ルフトパウゼ」閑静な住宅街の一角。イギリスの名器TANNOY・GRFメモリーにスーパー・トゥイーターを搭載したスピーカーシステムを配置。そこから穏やかなクラシックが流れている。近隣のお客さんが仕事の緊張を癒しにくる姿、自然に醸し出すその場の雰囲気に共鳴し、オーナーは漠然とではあるが、ルフトパウゼに自らが描き、目指す音楽喫茶が重なった。
浅間町の住宅街で喫茶店を営む為に、近隣に迷惑をかけないよう防音には万全をきす。店内を包む珪藻土を漆喰として塗られた壁は音を吸収し反射を抑える。セレクトした最高レベルの機器は結果的に全て日本製となった。レザーがふんわりと座り心地の良いソファー。その上質な空間に迎えられる。オーナーが淹れる珈琲は、UCCアカデミーで研修し半年ごとのチェックを受けている。その静かに広がる香りにホッと一息、寛ぐ。開店当初はちょっと硬さが感じられた音も、カートリッジや、アンプ、スピーカー等のエージングが進み、滑らかでのびやかな音へと変化している。機器本来の音を奏で始めているようで訪れる度、聴き慣れた音楽にも改めて小さな感動が走るのを感じる。
開店当初は近隣の人、AV BOXの試聴レポートを見たオーディオマニアのお客さんが多く訪問。機器の性能に関心を持ち、光カートリッジの構造原理に質問が集中。ここではアキュフェーズのクリーン電源が接続されていて、その効果の程を尋ねられたり、中にはマイ電柱を立て、試す人もいる。トーンアームの違いによる、音の変化の質問を受けたりと、流石にそこまで掘り下げた受け答えはできないが、何かと興味深い会話が続く。その後ステレオサウンド社の取材を受け専門誌(Stereo Sound 2025 APRING No234)に紹介されてからは、愛知や横浜からもお客さんが来店。マニアのお客さんとは設置されている機器の話で3時間が過ぎると言う。
最近、お店の雰囲気に惹かれた若い人もやって来る。ジャズを流す喫茶店のオーナーに紹介された人。本を片手に静かな音楽を聴きに来る人。来店したカップルはビルエバンスのワルツフォ―デビーをリクエスト。彼女にこのアルバムの蘊蓄を精一杯語る彼が微笑ましい。以前は街中にあったオーディオ店が徐々に廃業し、若い人がオーディオを身近で感じられる機会が乏しくなっているように思う。「kugo music cafe」で再生される音に触れ、コーディネイトされたオーディオの素晴らしさを味わえば、どこか懐かしくて記憶に残る音楽という文化が廃れることは無いだろう。
また、ご高齢な音楽好きな人もやって来る。世界に冠たる指揮者や演奏家が来日してもライブ演奏などは東京で開催されることが多く、出かけて行くにはなかなか難しいこともある。そんな中で「kugo music cafe」では、現代や歴史上の音楽家の名演奏、名歌唱を最上級の技術で提供される。此処は、癒しと精神が浄化される時間と言えなくもない。オーナーはそんな方々との交流を通じ、音楽との向き合い方や、音楽と共に過ごした人生について会話することも無上の喜びでもあると言っている。
ここまで順調に来られたのはオーナーの人柄、余念の無い音環境の整備。また機器の選定を支えてくれたAV BOXのサポートもあると傍から見ていて思う。Stereo Sound誌に掲載されたオーナーの写真からは、飾らない優しい雰囲気が漂っていている。その裏表のない実直な人柄にいつも会話が弾む。
日常の忙しさから離れ少しの時間・・浸りたい人、非日常の音楽に包まれたい人が訪れるには素晴らしく、そして優しい場所。此処はオーナーが長年の憧れを形にし、そしてこれからはお客さんと一緒に、より洗練された音楽空間が創り出される場所としてさらに成長していくのであろう。
1、現在、ステレオサウンド社がスピーカーのテストに使うレファレンス機材は、●Accuphase :DP-1000、DC-1000、C-3900、A-300x2、 ●SOULNOTE:S-3 Reference、X-3、P-3、M-3x2 である。各評論家が評価するポイントが「kugo music cafe」のオーディオ機器から実感できるのである。夢の体験がここで出来る事はなんて贅沢なことだろう。
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2、ここのシステムが、いかに高性能かを試す意味で、ビルエバンスのLPレコードから地下鉄の音が聞こえるかどうかの実験をやってみた。ビルエバンスのワルツフォ―デビィは、ニューヨークのナイトクラブ、ヴィレッジバンガードでのライブ録音で、再現性の高いオーディオで聴くと、地下鉄の音が判ると言う。レコードは、1オリジナル? 2アナログプロダクション製復刻版 3配信ソースで比較してみた。結果はオリジナルLPで、ザワ、ドドと言う音が感じられる。アナログプロダクション製LPと配信は、ノイズは消されていて地下鉄の音は分からない。我が家のJBL 4338では明瞭には感じられない。改めて「kugo music cafe」の解像度は高いと思う。地下鉄の音に注力しているはずが、ビルエバンスのピアノのタッチと作り出すメロディーの凄さが感じられて、そちらに関心が行ってしまう。尚、地下鉄の音は、1、MY FOOLISH HERAT/1:00~1:04 2:52~2:55 2、WALT FOR DEBBY/6:34 4、MY ROMANCE/4:55~5:00 5、SAME OTHER TIME/00:14~00:19 3:55~3:58 10、I LOVE YOU PORGY/2:09~2:12 8:38~4:42 に含まれているらしい。
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3、ステレオサウンド社の取材を受け、2025年春号に「kugo music cafe」の記事が掲載され全国に知れ渡った。黛健司さん、カメラマンさんが来訪し、4時間ほどの取材を受けた。紙面にはオーディオに興味をもった少年期から、オーディオ喫茶を始めようと至った心境の変化まで、縦横無尽に話題が展開されている。オーナーは、「明日はお店を開きたくないなぁ、、、」と思う程疲れ果てたと言っていた。お店をコミュニケーションの場にしたいと言うオーナーの向き合い方が、「仕事ではありません、趣味の延長です」との、巻頭言に現れている。
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4、オーナーは本来、女性ボーカルとロックが趣味だが、お客さんからのあらゆるジャンルのリクエストに応えられるようストリーミングで、今話題のハイレゾ24Bit音源配信「QOBUZ」が聴けるよう機器が新たに設置されました。凄いです!常に進化している!!
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5、店内にはオーナーの奥様が手作りされた、素敵なドライフラワーアレンジメントも添えられています!
※「kugo music cafe」の営業時間は不定期な為、遠方よりお越しになるお客様は来店前に是非とも一報いただければと言うことでした。
〒420-0862
静岡市葵区浅間町2丁目38
TEL :080-3582-7635
営業:水、木、金、土
オープン:13:30~18:30
駐車場:2台
バス停:浅間神社前
※不定休有り/営業日等ご確認お願いいたします
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