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以前から気になっていたアメリカのスピーカーブランド「MAGICO」最高峰 M9は2022年度ステレオサウンド誌でゴールデンサウンド賞を獲得した。価格は、1億3850万円で度肝を抜かれる。この製品を購入できるのは、大谷翔平さんぐらいかな、と思ってしまう。嘗て、MAGICOが登場した時、その繊細な音質で話題となったが、主要機種のM3で1892万円、コストダウンを図ったと言うA3が、259万円で高価な印象が強い。この度、AVBOXに「A1」が入荷したので、「M9」の片鱗ぐらい聴けるかなと思い、店内ブックシェルフ型スピーカー「B&W/ 805D4」「TAD/ME1」を同時試聴してみました。
●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-75
●CDプレーヤー:Accuphase/DP-750
●試聴スピーカー:
・MAGICO A1: 1,573,000円
・TAD ME1:1,386,000円
・B&W 805D4: 1,346,400円
※2023年6月現在(ペア税込価格)
MAGICO A1,B&W 805/D4,TAD-ME1は同価格帯の製品である。試聴後に感ずるのは、各々、CDに記録された信号を歪感無く、繊細に再現する能力は十二分に持っていて、それを各社の音楽ポリシーで味付けしてある。
ーMAGICO A1ー
透明感のある空間に、精緻で引き締まった音像を描き、定位は優れ、声や楽器の表現は詳細を極めるが、余韻や響きは余り感ぜず、ジャズ等のストレートな音の再現に力を発揮する。
ーTAD ME1ー
ベリリウムのツイーターとアラミド繊維のウーファーで構成され、特殊スリットから放出される低音が音像の深みと音場のスケール感を醸し出している。優秀録音から再生される女性の声は、陶磁器の釉薬のような透明感と滑らかさを持ち、陶酔の世界へと引きずり込まれる。細かな描写に、明るさ、艶やかさ、躍動感、スケール感を持たせてあり、ジャンルを超えて演奏者の技巧の全てと実存感を聴かせ、味わい深い再生を提供してくれる。
ーB&W 805D4ー
暖かさの中に落ち着きがあり、長時間聴いても、聴き疲れしない音作りと感ずる。チョット、マット調の刺激的な音を出さない音調で、弾むような低音が、全体を躍動感に包み、快活な印象を与えるように仕上げてある。
ジャンル別試聴は各スピーカー毎、別ページにまとめましたので、そちらのページをご覧いただけたらと思います。
■MAGICO A1
今宵は、KENNY BURRELのBLUE LIGHTを聴きます。これは、ケニー バレルがリーダーですが、普段のレギュラーメンバーとは違って、数々の実力演奏者が参加した、一発勝負のアドリブ合戦です。参加ネンバーは(g:ケニー バレル tp:ルイ スミス、ts:ジュニア クック ts:ティナ ブルックス p:デューク ジョーダン p:ボビー ティモンズ b:サム ジョーンズ ds:アート ブレーキー)で、味のあるアドリブを展開します。ジャズセッションの一コマを描いた作品です。
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