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伝統、培ってきた確かな音楽性、最先端のテクノロジーの全てが融合した作品
北イタリア、ヴィチェンツァにて一台一台が手作業により造り上げられる本作品は、フランコ・セルブリン氏へのオマージュと共に魅力的な音楽性による新たな感動をお届けします。
Sonus faber
■Concertino G4 コンチェルティーノG4
2ウェイ2スピーカーバスレフ方式ブックシェルフ型スピーカー
標準価格:759,000円(税込み/ペア)
■Concertino G4/Maestro Edition (国内限定 30ペア)
・発売から 30 周年を記念するリミテッド・エディション
標準価格:814,000(税込み/ペア)
【特典1】 サイドパネルの片側側面にシリアル番号が印字された真鍮製のプレートを装着
【特典2】伝統的なソフトグランド・エッチングによって生み出される“Concertino G4”の版画を付属
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■専用スタンド:Stand Iron G2
Concertino G4のために開発したスタンド・アイアン G2
標準価格:242,000円(税込/ペア)(8/7まで)
※2025年8月8日より:¥264,000税込/ペアとなります

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“Concertino”の第 4 世代目。伝統的なデザイン・コンセプトを踏襲した上で、弩級フラッグシップモデル「Suprema(シュプレーマ)」の開発時に得た技術を基に導き出した理想的なキャビネット構造を採用。美しいナチュラル・サウンド、クラシカルな意匠は、熟練職人による「Handmade In Italy」によって生まれ、ミニマルなブックシェルフ型の魅力が詰まった作品。
キャビネット・デザイン
フロント・バッフルを傾斜させる事で高域と中低域のタイム・アライメントを図りながら、前後のキャビネットの平行面をなくし定在波の低減。更にはキャビネットの側面にはウォルナットの無垢材を使用、不要振動を抑制させながら天然木が持つ本来のサウンドを再生。キャビネット天面から背面、底面にかけての主構造での「コルク」の使用。コルクという素材自体の共振の少なさ、そして有機的な形状に容易に成形が可能であり、キャビネット内部において平行面のない、ドライバーユニットの性能を最大限発揮させ、キャビネット・サイズを超える 豊かな音場表現を可能とする新手法。全てが熟練職人の手作業により成し得るハイクオリティ。
新た設計されたバスレフポート
リア・バスレフポートを採用。ドライバーユニットの背圧はキャビネット背面に排出される事で、低域成分の補完、音場豊かな再現性に寄与。またバスレフポートの排出部には、剛性の高い無垢のウォルナット材を採用。天然木ならではの響きが加わり、聴き心地、ダイナミックなサウンドの再生も可能。
不要な振動を最適に分散させるオーガニック・バスケット
新設計アルミニウム・ダイキャスト・フレーム・バスケットを、本機のミッド・ウーファーに搭載。コンピュータを駆使し F.E.M(Finite Element Method=有限要素法)に基づく構造解析により開発された有機的でユニークな形状の非対称バスケットは、ダイアフラムの動作により生じる振動を効果的に分散させ、共振が発生しない設計。更にはダイアフラムの背圧により発生する空気の流れを阻害しない形状も考慮されており、振幅のスムース
ネスと可動域が大幅に改善、バスレフポートからはクリアで歪のないサウンドを排出。
同社初となるコルク製のキャビネット
キャビネットのメイン構造としては同社初のコルクを採用。コルクは柔軟性と成形性に優れている事で、従来の素材では生み出せない形状の作成が可能になり、キャビネット内部の共振と定在波を最小限にするための有機的な形状の制作も実現。使用するコルクを厚く堅牢な構造にしているだけでなく、内部に配したスチール製のブレーシング材も併用し、キャビネットとして必要にして十分な高い剛性も達成。更に、コルクには素材自体に共振が少なく、固有の優れた吸音特性も備えているため、キャビネット内部に配する吸音材を可能な限り必要最低限に抑えられ、キャビネットの応答性を高める事が可能となり、ドライバーユニットは機械的損失の少ない理想的な環境で駆動する事が可能。その結果、解像度の向上や音の繋がりがシームレスになり、至極自然なサウンドでソナス・ファベールらしい艶やかな音色と心地の良い余韻を提供。
新設計のクロスオーバー・ネットワーク
新たなクロスオーバー・デザインを採用。厳選されたパーツを採用しながら、進化を遂げたネットワーク設計により、ドライバーユニットを正確な位相で駆動させながら、ホログラフィックなステージ感を発揮。回路構成は出来る限りシンプルにする事で、優れた音響特性を持つコルクを使用したキャビネット、新たに導入したレザー、サイドパネルのウォルナット材、優れたドライバーユニットと、いずれも調和がとれたサウンドを実現させ、情緒あふれる音楽への更なる没入を体験。
拡張性の高い、バイワイヤリングに対応
バイワイヤリング対応のスピーカー端子を採用。バイワイヤ/バイアンプ接続にも対応が可能で、システムに合わせた自在なセッティングが可能。
環境に配慮した、美しい新レザー素材を採用
新開発レザーをキャビネットに採用。シチリア産オレンジやウチワサボテンを主とした 5 つの異なる組成を有していながら、化石燃料を使用せずに生産。耐久性に優れているだけでなく、レザーの美しい高質感も兼ね備え100%Made In Italy のレザー。
| 形式 |
2ウェイ2スピーカーバスレフ方式 ブックシェルフ型スピーカー |
| ドライバーユニット |
高域: 28mm アローポイントDAD シルク・ソフトドーム型 中低域: 135mm コーン型 (ナチュラル・ファブリック) |
| クロスオーバー周波数 | 1,700Hz |
| 周波数特性 | 60Hz ~ 25,000Hz |
| 出力音圧レベル | 85dBSPL(2.83V/1m) |
| 公称インピーダンス | 4Ω |
| スピーカー端子 | バイワイヤリング対応(HIGH / LOW) |
| 寸法(突起部含む) |
W214mm×D297mm×H314mm (本体部、突起部含む) W270mm×D320mm×H1044mm (Stand Iron G2 搭載時、突起部含む) |
| 重量(1本) |
6.6kg/本(本体部) 14.5g/本(Stand Iron G2 搭載時) |
ソナスファベールは、1980年、フランコ セルブリンが、北イタリア、ヴィチェンツァで創業したオーディオメーカー。その製品は、工芸品と見紛うばかりの外観を持ち、音楽や絵画が芸術であるように、音自体にも芸術をもたらした。弦楽器は目の前で弾いているかの様な表現力を持っている。現在、経営は、パオロ テツォンに引き継がれ、伝統的なソナスの音は継承されているが、より現代的なソースにも対応する様変革を遂げている。
Sonus faberコンチェルティーノは、1998年頃日本市場に登場。20mmツイターと140mmポリプロピレンウーファー構成のコンパクトなスピーカー。今回発売となった4世代目「Concertino G4」は最高峰シュープリームの開発技術を応用して作られていて、Sonetto G2に続く製品となっている。ツイターのサイズ変更、ウーファーの素材変更や、キャビネットの吸音材にコルク素材を採用、レーザー素材変更等、様々な改良を加えている。
●フロントバッフルを傾斜させ、高域と中低域の時間差を無くす
●キャビネットの前後の並行面を無くし、定在波を低減
●側面はウォルナットの無垢材を使用
●フロントバスレフボートからリアパネルボートへ:ドライバーユニットの背圧はキャビネット背面に排出
●キャビネットのメイン構造としてコルクを採用。解像度の向上や音の繋がりがよりスムーズになり自然なサウンド
● ユニット ツイター 28mmソフトシルクドーム(旧20mm)、ミッドウーハー 135mm径セルロースパルプ素材(旧140mmポリプロピレン)ミッドウーファーのバスケットは蜂の巣のような構造
●新設計のネットワーク クロスオーバー1700hz(旧2600hz)
●Ohoskin社の新開発レーザーをキャビネットに採用
●SACDプレーヤー:marantz/SACD 10
●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-80
コッテリとした濃厚さと繊細さが同居している音。明るい音色で、歌手や楽器の演奏を明瞭に再現する。幅214mm×高314mmのサイズの割には、スケールの大きい演奏空間が再現される。バッフル面が斜め上を向いている効果かもしれない。低音は135mmのウーファーが鳴っているとは思えない迫力に満ちていて、沈み込みが深く、地に足が付いた様な音像を描く。管楽器の胴鳴りや、ベースの響き、バスドラの打撃音、オーケストラの地を這うような重厚感を表す。CDの優秀録音再生における適応性は十分な能力を持っているが、LPレコードの再生では荒井由実とECM録音のジャズにおいて、透明感と静寂性があまり感じられなかった。なのでオールマイティなモニター調では無いないように思う。その反面、音の厚みと音像の明瞭性は、ハードバップジャズやクラシックの再生に、独特の音の魅力と雰囲気を提供しているように感ずる。昔、フランコセルブリンが設計した初期のSonus faber CREMONA(*1)は、女性歌手と弦の調べに、陶酔してしまうような鳴り方だったが、今回のConcertino G4はその延長線上にありながら、もう少し音楽ジャンルの幅を持たせているようで、ヨーロッパジャズ好きには他に選択肢があるようにも思われます。
*1:Sonus faber CREMONA ツイターがハードドームで聴感上の音速が早いのに対し、ウーハーはゆったりと量感を持って鳴る。ストリング(サランネットの代わりにバッフル面にゴム系の紐が何本とはられる。)が全体の音速感を揃え、纏める重要な役割を持っている。









※掲載画像はConcertino G4/Maestro Edition(30 周年記念するリミテッド・エディション)製品です。サイドパネルの片側側面にシリアル番号が印字された真鍮製のプレートを装着しております。スタンダード製品にはプレートの装着はありません。
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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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音の厚みがあり、楽器、歌手の存在感が明瞭で、音楽空間にクッキリ浮かび上がる。コッテリとしているが、基本的に解像力高く、音像の明瞭な音である。音像は低音から高音までバランスが取れている。力強い鳴り方だが、哀愁感や情緒性は十分描いており、女性ボーカルの声の綺麗さや優しさ、透明感と言う魅力を十分に表している。暖かく、躍動的な鳴り方で、発声が明瞭で歌手が込める思いが分かりやすい。Sonettoと同系統の鳴り方。
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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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歌手の声に厚みがあり、発声や感情の込め方が明瞭に表現され、歌手の魅力が十二分に伝わって来る。明るい色気や、曲の変調に伴う細かな歌い方や息継ぎに込めた表情も表して来る。135mmウーファーでも低音の不足は感じない。歌手、伴奏楽器の表現は存在感があり、テナーやトランペットの表現が生々しい。小口径ウーファーでも十分な低音圧力を感ずる。
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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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スイングジャズバンドの低音の迫力が凄まじく、各々の楽器が明瞭で、厚みと存在感があり、生々しいステージを見ている様である。特にドラムは躍動感と瞬発性を感じ、入力信号に対する俊敏な反応性を感ずる。音の厚みが凄いスピードと共に再現され、安心して音楽に聴き入る。トランペット等の管楽器の再現性が生々しく、音楽の解像度が一歩進んだ感じがする。
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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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明るいクラシックで、弦の表情は繊細で、弓と弦の擦れあう音や、ピアノの音がコッテリとした厚みを持って表現される。バイオリンもピアノも生々しく、ステージを見ている様。躍動感に満ちていて、聴き手をウキウキさせる表情。厚みがありながら俊敏な反応性がある。明瞭な音像である。フッとした瞬間、実演奏を聴いているのではないかと、思わせる感覚がある。
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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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管楽器が生々しく、オーケストラの存在が再現される。とても小型スピーカーが鳴っているとは思えず、演奏会場の特別席にいる様。録音の秀でたCDを再現する十分な実力を持っている。各々の楽器の表現は、明瞭で十分な表現力があり、低音はオーケストラの重厚さを表す十分な低音再生能力を持っている。音の滑らかさ、深い質感、各々の楽器が分離独立して滲みの無い再現が、オーケストラ会場の臨場感を感ずる。激しい楽曲も、静かな楽曲も十分な表現力を持って曲の雰囲気を表して来る。曲に吸い込まれるような鳴り方である。
【リファレンス機材】
●LPプレーヤー:YAMAHA/GT5000
●カートリッジ:DENON/DL-103R
●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-80
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1)荒井由実 海を見ていた午後
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明るい声のユーミン。明るさの中のその表情は繊細で、風格さえ感じ、声の表情も表してくる。演奏空間の中に歌手がぽっかり浮かび上がる様子はSonettoと同様。明るいが静かさも表現できるスピーカーである。一般的なスピーカーで聴く荒井由実より下手になったようにも聴こえる。
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2)Ralph Towner / Sargasso Sea (ECMレコード)
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レコードのチリパチ音を明瞭に拾い、相当繊細な音を再現している。クラシックギターの弦を弾く余韻は明るい雰囲気で表現する。しかし、ECMジャズはもう少し、透明性と静寂感があった方が良い。ギターの細かいテクニックは如実に伝わって来る。演奏を包み込む雰囲気が少し明るく、明瞭すぎる感じがする。
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3)鈴木勲ブローアップ
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凄まじいベースの音で、厚みと弓が弦を擦る、引っかかるような音が生々しく表現される。135mmのウーハーから再現される音とは思えない。ドラムの低音の迫力も余すとこなく表現され、レンジも十分に広い。優秀録音を鮮やかに表現する能力を持っている。音の厚みと音の明瞭さ、繊細さが同居していて、いつまでも聴いていたいLP。
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4)Art Blakey/Free For All
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各楽器の存在を明瞭に描き出して来る。テナーサックスの質感も明瞭で、ハードバップジャズのコッテリとした音に相性が良い。ジャズセッションが目の前に展開しているようで、実存感があり、昔 JBLの4344markⅡまではこのような鳴り方ではなかったかと思う気がする。テナーが太く、厚みがあり明瞭に浮かび上がる。ジャズの熱気が伝わって来て、音に酔うことが出来る。各々の演奏は明瞭で、各々のジャズマンの実力をまざまざと表現する。
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5)Schubert:Sonata For Arpeggione/Argerich&Maisky
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演奏空間の広がりがあり、各パートの楽器も曖昧では無く、実際の会場にいたらこんな鳴りかたではないかと思う再現。展覧会の絵の雰囲気の不気味さや荘厳さが伝わってくる。厳密な意味ではもう少し分解性が欲しいが、この価格でこれだけの再現性では文句の言いようがない。ある意味の音場型スピーカーなのかもしれない。
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6)CARMENよりハバネラ
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声に厚みがあり、表現は明瞭でオペラ会場で聴いてもこのようではないかと思う迫力がある。オペラ歌手の存在も、バックのオーケストラも生々しく、基本的に明るい音でクラシックオペラの再生にはふさわしい音色。ソプラノ歌手の声の魅力、歌唱テクニックの凄さがつぶさに分かり、今まで聴いたことのないレベルである。バックと、主人公の音像バランスが非常に良い。クラシック音楽にのめり込む雰囲気に満ちている。
■2025年5月(2) Concertino G4 試聴レポート