ご購入のご相談はお電話でも承ります
Sonus faber Sonetto VIII G2スピーカー
標準価格:1,485,000円(税込)ペア
■Walnut(ウォルナット)
■Wenge(ウェンゲ)(受注発注製品)
■ Gloss Black(グロスブラック)(受注発注製品)
Sonus faber Sonetto VIII G2 お問い合わせは専用フォームをご利用ください。
“ソネット”の語源は、ルネサンス期にイタリアで創始されたと言われる14行の定型詩であり、日本の伝統的な短歌「5-7-5-7-7」のような美しい詩のかたちです。
第2世代“ソネット G2”には、創業40周年を記念する新たな弩級フラッグシップ“Suprema(シュプレーマ)”のために開発された最新技術をいち早く継承。ソナス・ファベールが、独自の革新的な技術とイタリアの伝統を重んじた新たなアプローチで、美しい“Italian Poetry~イタリアの詩~”を奏でます。
同社伝統のリュート形状をベースに更なる改良を施しました。キャビネット外周部には最大で40mm厚の、また内部のブレイシング(補強材)には18mm厚の高密度ファイバーボードを採用し、平行面を持たない形状は内部定在波や不要振動を的確に抑制し、搭載するドライバーユニットを最適化させます。
・進化系リュート型のキャビネットデザイン
・天然素材をふんだんに使用
・ナチュラルなサウンドデザイン
・イタリアの職人による手作業での美しく丁寧な仕上げ
・お好みに合わせてお選びいただける3仕上げ
全てが北イタリア・ヴィチェンツァの工房で一台一台が手作業により作られる“Handmade In Italy”の誇りを持つスピーカー・システムです。
「高域」
高域には、今やソナス・ファベールの代名詞とも言える独自のアローポイントDAD(Damped Apex Dome)テクノロジーを採用した28mm 径ソフトシルクドームをシリーズ共通で搭載。この技術は、ソフトドームの頂点をダンピングさせることでヴォイスコイルの逆相挙動を抑制し、音場の広がり音の透明度を向上させ、ソフトドームとリングラジエーター双方のメリットをも兼ね備えています。
「中低域」
ペーパーコーンの外周部を5箇所カットした、ユニークな花柄形状が特徴的なエラストマー製の新ドライバー サラウンドを採用。
その革新的なデザインによりドライバーの円形モードを乱すことで干渉を減らせるため、音波の分散と直線性が向上し、よりクリアで正確なサウンドを提供します。
「低域」
独自のサンドイッチ構造を持つダイアフラムを採用。剛性と弾性に優れたPMIフォームを2つのペーパーコーンで挟み、ミッド・ウーファーと同様のダイアフラム形状、新サラウンドエッジを搭載。
この設計により、強力な低域再生においても不要な干渉が低減され、サウンドの直線性と分散が最適化、驚異的なパフォーマンスを実現します。
●形式:3ウェイ4スピーカー ボトムバスレフ・フロアスタンド型
●使用ドライバーユニット:高域:28mm口径 アローポイント DADシルク・ソフトドーム型:中域:165mm口径ナチュラルファイバー・ダイアフラム・コーン型:低域:203mm口径 ペーパー・サンドイッチ・ダイアフラム・コーン型×2
●クロスオーバー周波数:350Hz / 2,500Hz
●周波数特性:33Hz ~ 40,000Hz
●出力音圧レベル:90dB SPL (2.83V/1m)
●公称インピーダンス:4Ω
●スピーカー端子:バイワイヤリング対応(HIGH / LOW)
●寸法(突起部含む):W334×H1,190×D480mm
●重量(1本):45kg
4月にSonetto 1 G2のレポートを書きました。そして今回は、Sonettoの最上位機種VⅢ G2を聴きます。カタログで見ると、カメリアミッドレンジの白いコーンが浮いた感じを受けるが、実物は、天然木のようなエンクロージャーに、パッと白い花が咲いたようで気品を感じさせるものである。どんな部屋に置いてもインテリアとして馴染むように思います。Sonus faber は、2024年にSuprema(シュプレーマ)と言う最高峰のスピーカーシステム(170.500.000円)を開発したが、Sonettoスピーカーには、その技術的エッセンスが応用されている。中高域のチェンバーにコルク材を採用し、ミッドレンジドライバーに、ダイヤフラムを五か所カットし、エッジ部を凹形状にしたカメリアミッドレンジを採用している。いつものリファレンスシステムで試聴してみます。
●キャビネット:底面バスレフによる豊かな低域
●スピーカーベースに石灰石ベースのコンクリート成形物
●高、中域のチェンバーにコルク材を採用
●ドライバーのダイヤフラムの五か所をカットし、それを凹型のエッジで支えるカメリア(イタリア語で椿の意味)ミッド.レンジを採用
●ウーハーを背後から支えるバスケットに、有機的な形状をしたアルミダイキャスト製フレーム採用。強靭、振動分散、熱効率改善効果
●ウーハーは、軽量で高強度な発泡剤PMIフォームをペーパーコーンで挟み込む構造。軽量で剛性があり、応答性に優れている
●SACDプレーヤー:marantz/SACD 10
●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-80
スピーカーの高さ(1.064mm)と、左右のスピーカーが作る奥行きのある立体空間が、生々しい演奏を聴かせる。基本的にはSonus faberの共通トーンである、厚みのあるコッテリとした音で、繊細な中高音と歯切れの良い低音が同居している。決して甘い響きでは無い。明るく躍動感のある鳴り方で静寂感や叙情感も表現する。歌手や演奏者の存在が明瞭で奥行き感まで感じられる。ビッグバンドジャズやオーケストラの演奏では、目の前に演奏ステージが広がるようである。女性歌手の声は艶やかで魅惑的であり、木管楽器や金属楽器の鳴り方も厚みがあり存在感がある。カラッとしたギターの弦の響きや、ハスキーな女性の声に艶が乗りすぎる気合もあるが、他の表現を優先してもはばからない魅力がある。ソフトに込めた演奏や、プロデューサーの意匠をストレートに味わえるような気がする。
-------------------------
1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
--------------------------
厚みがあり明るくコッテリとした音。はかなさ、しなやかさ、叙情性を味わう曲であるが、音色に落ち着きがあり、雰囲気を損なわない。色付けの無いスピーカーより元気であるが、違う価値観を与えてくる。アキュフェーズの音色より、ソナスの音色の方が支配的。
-------------------------
2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
--------------------------
エネルギー溢れる歌声。音像は明瞭で歪感無く、女性の発声、息使いやピアノとの絡みがしっかりと感じられ、歌手が目の前で歌っている様な生々しさがある。ピアノの音もコロコロ感があり綺麗に響く。低音も力強い。全ての音の分離が良く、細やかな音の再現性が技術的に進化して、ベールが一つ剥がれた様に感ずる。伴奏の楽器の鳴り方がリアル。
-------------------------
3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
--------------------------
低音がビリビリ響き、ビッグバンドジャズの迫力が迫って来る。全ての音が交じり合わず、音の厚みを持って鳴る。ライブ会場にいる様。木管楽器の質感が深く、演奏者の息づかいまで聴こえると思われるほどリアルな印象。ジャズバンドの生々しさを感じたい人には打って付けなスピーカー。
-------------------------
4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
--------------------------
音を聴いた瞬間に楽しいと感ずる。美しい感覚を覚え音楽に引き込まれる。演奏空間の奥行きを感じ、SACDには空間的情報も入っていると感ずる。明るく躍動的な表現だがそれだけに納まらず、楽器の質感の掘り下げ、細部の表現性や演奏会場の空気感まで表現している様にも思える。バイオリンが元気が良すぎ、もう少し叙情性が欲しいとも思う。
-------------------------
5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
--------------------------
スケール感大きく各々の楽器が明瞭に広がって行き、オーケストラの雰囲気を演出する。目をつぶればオーケストラホールに居るよう。エネルギッシュな演奏が響いて来て、表題の絵の雰囲気を表す。演奏が高度に表現され、生々しい表現で演奏会場の奥行き感を感ずる。濃厚でありながら、一つ一つの楽器の表現の明瞭さと実存感を感ずる。
【リファレンス機材】
●LPプレーヤー:YAMAHA/GT5000
●カートリッジ:DENON/DL-103R
●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-80
-------------------------
1)荒井由実 海を見ていた午後
--------------------------
明るく華やかな声になるが、ハスキーな歌い方が魅惑的響く。定位が良く声が中心に浮かび上がり、音像がクッキリ、ハッキリと厚みをもって再現される。相当繊細な表現が再現されると感ずる。
-------------------------
2)Ralph Towner / Sargasso Sea (ECMレコード)
--------------------------
音が濃厚だがギターの弦をつま弾く細かいタッチが分り、カメリアミッドレンジが相当、繊細な再現性を持っているのが判る。ウーハーがその音に深みを与え、音楽が奥深い表現になっている。やはり、演奏会場の奥行き感を感ずる。アコースティックギターがエレキギターの様な印象を受けるが、細部の表現は今まで以上に聴こえる。
-------------------------
3)鈴木勲ブローアップ
--------------------------
弓が弦を擦る低音の歯切れが良く、リアルに響いてくる。音像は明瞭でエネルギー感、躍動感に富んでいる。全ての音が明瞭で、ジャズの生々しさが眼前に展開される。ライブ会場で音に包まれている様。会場の奥行きを感ずる。
-------------------------
4)Art Blakey/Free For All
--------------------------
各楽器の音が明瞭で、ジャズ全盛期の演奏が目の前に展開される。昔のジャズ喫茶の音を彷彿させる。それぞれの楽器の質感が高く、それぞれの音が明瞭でエネルギー感も高く、ジャズの持つ感情の高まりが再現される。興奮と熱気が、伝わって来る。
-------------------------
5)Schubert:Sonata For Arpeggione/Argerich&Maisky
--------------------------
音像が明瞭で、チェロの演奏と寄り添うようなピアノの低音の響きが、立体空間の中に展開。S/N比高く、演奏空間の奥行きを感ずる。弦の響きは相当繊細で、演奏に引き込まれるような印象を受ける。音像のスケール感に、心から包み込まれる様な雰囲気を味わう。
-------------------------
6)CARMENよりハバネラ
--------------------------
女性の声が魅惑的に聴こえ、高度な歌唱テクニックがつぶさに伝わって来る。オペラの各声、各楽器の分離良く、オーケストラ会場の雰囲気がそのまま再現される。鍛え抜かれたオペラ歌手の技巧力、演奏力、技量の高さに吸い込まれる様。歌手が舞台を移動する動きがリアルにわかる。