ご購入のご相談はお電話でも承ります
B&W 802D4 価格お問合せ
お見積りフォームへ
Bowers & Wilkins 802 D4
3ウェイ・バスレフ型
標準価格/カラーバリエーション
■グロス・ブラック:5,522,000円(税込/ペア)
■ローズナット/サテン・ホワイト/ウォールナット:5,302,000円(税込/ペア)
※サテン・ホワイトは受注オーダー品(納期約4~5か月)
※グロス・ブラックとローズナットにはブラックのグリルが、サテン・ホワイトとウォールナットにはグレーのグリルが付属します
-----------------------------------
ステレオ再生を完璧にこなすと同時にホームシアターにも最適な選択
-----------------------------------
ご購入、お届け、設置に関するご相談お問合せ承ります
お見積りフォームよりお問い合わせをお願いいたします
●AVBOXではNew 800 Series D4におきまして、802D4(Rosenut)/804D4(Rosenut)を展示いたしております。
Bowers & Wilkins製品のサポートにつきまして(公式サイト)
ーーAVBOXは正規取扱販売店です--
802 D4は、ミッドレンジのエンクロージャーにさらに進化したタービン™ ヘッドを採用するなど、フラッグシップモデルである801 D4に迫るパフォーマンスを備えています。また、アルミニウムトッププレートを採用し、キャビネットが大幅に改良されました。コノリー社レザー素材を贅沢に採用し装飾されています。
タービンヘッド
再生音に何も負荷しないキャビネット・・・新しいオールアルミニウム製のタービンヘッド・ハウジングがこのコンセプトを次のレベルに引き上げました。この驚異的に剛性が高く不活性なハウジングは、不要な共振を発生させないように徹底的にダンピングされ、バスエンクロージャーとトゥイーター・ボディの両方からデカップリングされています。その結果、これまでで最もリアルなミッドレンジサウンドを実現しました。
ソリッドボディ・トゥイーター
800シリーズの象徴的なソリッドボディ・トゥイーター・オントップ・ハウジングの最新バージョンは、延長されたフォルムとより長いチューブローディング静テムを採用し、一層自然で開放的な高音域を実現。
リバースラップ・キャビネット
新しい800SeriesDiamondでは、シリーズ最小モデルの805D4を含むすべてのスピーカーに、リバースラップ・キャビネット技術を採用。リバースラップ・キャビネットは、伝統的なスピーカーボックスの代わりに、カーブした1枚の積層合板で作られており、エンクロージャーの後部には部品を挿入するための最小限の隙間だけが設けられています。これにより、機械的な共振を防ぎ、バッフル効果を抑えて音の拡散性を向上させています。
マトリクス
新しい800SeriesDiamondのすべてのモデルは、アップグレードされたマトリクスアセンブリを採用しており、強固な合板構造とアルミニウム・ブレーシングを組み合わせて、重要なストレスポイントを補強しています。
バイオミメティック・サスペンション
新開発のバイオミメティック・サスペンションは、従来の布製ダンパーが発生させる不要な空気圧やサウンドへの色付けを大幅に低減することで、ミッドレンジ・コーンのパフォーマンスに革新をもたらします。その結果は、信じがたいほどの中域の透明感として聴き取ることができます。
ミッドレンジ・デカップリング
デカップリング技術はウーファーの動作によるミッドレンジへの干渉を最小限に抑えます。
アルミニウム・トッププレート
新開発のアルミニウム製トッププレートは、キャビネットの剛性を大きく向上させ、よりリアルなサウンドを実現しました。また、このトッププレートは、高級車のキャビンに使用されているコノリー社製の上質なレザー素材を贅沢に使って装飾されています。
リアマウント・クロスオーバー
新しい800SeriesDiamondのすべてのステレオスピーカーには、高剛性なアルミニウム製バックプレートが採用され、クロスオーバー・ネットワークは、このプレートにマウントされています。これにより、敏感なコンデンサーがエンクロージャー内の空気圧の影響から隔離されています。また、このプレートは、高効率なヒートシンクとしても働き、優れたパフォーマンスを引き出します。
ドライブ・ユニット | 25mmダイヤモンド・ドーム・ツイーター×1 150mmコンティニュアム・コーンFSTミッドレンジ×1 200mmエアロフォイル・コーン・バスユニット×2 |
周波数レンジ | 14Hz-35kHz |
周波数レスポンス (基準軸に対し±3dB) |
17Hz-28kHz |
感度 | 90dB (軸上1m/2.83Vrms) |
高周波歪率 | 2次及び3次高調波(90dB、軸上1m) 1%未満(70Hz-20kHz) 0.3%未満(100Hz-20kHz) |
公称インピーダンス | 8Ω(最小3.0Ω) |
推奨アンプ出力 | 50W-500W |
最大推奨ケーブル インピーダンス |
0.1Ω |
外形寸法 (高 x 幅 x 奥) | 1218 x 413 x 602mm |
本体重量 | 88.10kg |
※仕様は予告なく変更されることがあります。
新世代800 Series Diamond「 802D4」「804D4」
B&Wの大型スピーカーがAV BOXの店頭から姿を消してから久しく、どこか物足りなさを感じていたところ、なんと9月27日突如として運び込まれ、チョンマゲ姿のツイターと、独立したドームを持つミッドレンジ、メインボックスにウーハー2基が収められた802D4とスリムな804D4が試聴室に置かれたのだ。800D3シリーズは、スピーカーの描く空間が一般のスピーカーより広く、その中に精緻な音像を描いたが、この度はどんな音楽を奏でるのか興味深く試聴した。技術資料が少なく、詳細な改良点が分からないが、ミッドレンジやウーファーのコーン紙のダンパーを布製からバイオミメティック素材(生体の持つ優れた機能や形状を応用した物。例えば、ハスの葉が水をはじくこと。B&Wの素材が何かは企業秘密だそうです)へ変更。またツイターのエンクロージャーのストロークが長くなり、ミッドレンジドームの構造の変更、ウーハー用ボックスの合板の構成と構造が大きく変わった様だ。また音圧が、802D4では90db、804D4では89dbと近代スピーカーとしては高い。値段も804D2は、一基205.7万円、804D4では95.7万円とアップした。今回の試聴は、入荷してから間もなく、十分なエージングが出来ていないので、その辺は割り引いていただきたいと思います。
音の印象
音は804D4と同質で、やや硬質で密度感のある音像を描く。一音一音が、804D4よりさらに繊細な表現をする。低音はさらに量感があふれる。すべてが生々しい。スピーカーの表現に、歪感とS/N比が改善された、との、表現があるかどうか分からないが、密度が高く、程よい厚みのある声や楽器の音像が静かな背景の中に浮かびあがる。色彩感、情緒性、躍動感、分離性、定位、立体感等が自然な形で表現される。前世代「802D3」に感じた演奏空間の広さは無い。
フォルム
802D4は、ツイター、ミッドレンジ、ウーファーが独立してキャビネットに収められている。B&Wの伝統的なスタイル。
リファレンス機材
プリアンプ:Accuphase/C-2850
パワーアンプ:Accuphase/A-75
CDプレーヤー:Accuphase/DP-750
適性ジャンル
802D4 :オールマイティ
音楽ジャンル別試聴
1)JPOP
ソースは女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き。音に色彩感を感ずる。女性の声の表情、温かみ、息遣い等、非常に細かい音を表現する。伴奏のチェロも、分離性良く、深い表現で生々しい。804も802も音の色調は同じ。802D3の様な空間的広がりは無いが、出てくる音が実存感を持って生々しく鳴る。
2)JAZZ VOCAL
ソースは女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ。女性の声に表情が現れ、生々しい。やはり、歪感の低さ、背景の静けさ(S/N比の高さ)を感じる。一つ一つの音に密度感がある。静けさの中に躍動感がある。ボーカルの浮かび上がり方が良好。バックのピアノの鳴り方が、804D4に比べ、低音の量感が豊か。
3)JAZZ
ソースはビッグバンドを背景にアルトサックスのソロ。低音の豊かさが、楽器の表現の豊かさに通じる。サックスの質感が良く出る。メイン楽器の浮かび上がり方が秀逸。定位、分離が良好。演奏会場の奥行き感、各楽器の位置関係が良く出る。躍動感が自然。作ったような躍動感では無く、自然感に近い。SONNY CLARK COOL STRUTTIN’ エソテリック盤を聴く。中域が充実した音。音に実存感がある。エネルギー感をどんどん迫る音では無いが、クールな雰囲気で聴けるJAZZ。管楽器が生々しい。音にさりげない厚みがある。ジャズでは、804D4の方が生々しいか。
4)CLASSIC PIANO
ソースはピアノソロ、グラモフォンの録音。音に厚みがあり、ピアノの音に重厚感がある。音に色彩感があり、演奏の表情が非常に良くわかる。やはり、歪率や背景の静寂感が優れている。細部の表現も非常にデリケート。演奏の技巧が良くわかり、生々しい。目の前で、聴いているような生々しさを感ずる。重低音がさりげなく出ている。
5)CLASSIC VIOLIN
ソースは、オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音。目の前に透明感のあるオーケストラが広がる。バイオリンの音が生々しく響く。歪率や背景の静けさが非常に良い。バイオリンの演奏の技巧の高さが良くわかる。ベールが2枚ぐらい剥がれた様。楽器の色彩感が良くわかる。目の前で、オーケストラを見ている様。いたずらに空間を表現するのではなく、演奏楽器そのものを表情豊かに浮かび上がらせる。
まとめ
歪感の無い音が、静かな背景の中に浮かび上がる再現性は、一般的に音場型と言われる分類に相当する。どのスピーカーメーカーでも、高額な上位機種に、相当するものがあり、JBLでは、エベレスト67000やK2シリーズがそれだ。比較的、大型が多い中で、今回のB&Wは家庭に置いても丁度よい大きさを持っている。資金が許せば、入手して損のない製品と思います。