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SOULNOTE/3シリーズのパワーアンプは、M-3のモノラルパワーアンプとして発売された。しかし、M-3を2台使用するとスペースが必要で、他社のSTEREOパワーアンプを組み合わせるケースがあると言う。SOULNOTEでは、プリ、パワー共、同一メーカーで統一できるように、プリメインアンプのA-3をベースに、MONOアンプ×2を一つの筐体に収め、A-3coreとして発売した。前作のA-3は最高峰プリメインアンプであり、瑞々しく躍動的な音であったが、P-3+A-3coreで聴ける音は、P-3+M-3に近いと言う。何時ものリファレンス機材で試聴してみた。
【P-3】
1 無帰還バランスアンプにType-R回路採用
2 固定抵抗切り替えボルーム
3 GND切り替え式入力セレクター
4 ツインモノラルコンストラクション
5 GNDの完全分離
6 強力電源トランス
7 トランスの垂直マウント
【A-3core】
1 左右GND完全分離
2 シングルプッシュプル出力段
3 超強力ドライバー&プリドライバーによる4段ダーリントン構成
4 新型Type-R回路
5 ハイスピード無帰還電源 整流コンデンサは470Μfの小容量コンデンサを使用し、使用本数で容量を最適化する。整流ダイオード SICダイオード採用
6 銅製バスバー兼用ヒートシンク
7 無固定構造 アンプブロック、端子、インレット、トップカバー、ボトムシャーシー
8 GNDアンカー
9 超強力電源トランス
●SACDプレーヤー:ESOTERIC/K-05XD
●スピーカー:YAMAHA/NS-5000
YAMAHA NS-5000で聴くと、まずボリューム-37㏈では、柔らかい音と感じ、しかし、その音は、奥深く、声や楽器の繊細な質感まで再現している。ボリューム-20㏈では、それぞれの音に芯が出来たように明瞭に存在感を増し、生命感、躍動感を表して来る。何を聴いても、自然界にある音の様に聴こえる。聴き進めると、今までは、音の旋律に隠れていた微細な音が現れ、声や楽器の表現を深め、感動が伝わって来る。これが加藤エンジニアの言う、水の流れ(電流)にあらがうものを全て排除し、時間軸を現実と違わないものにする効果かもしれない。今までは、余りよさが分からなかったアルバムも命が吹き込まれた様に生き生きとしてくる。明確な音像、正確な定位、高域から低域までのバランスの良さ、柔らかな音や衝撃的な音まで破綻なく表現する。これを生み出すために、SOULNOTEのプリアンプには、トーンコントロールや音量バランスもついていない。又、ボリュームダイヤルを回しても、どの音量でも歪が発生しないのが驚きである。これは、単に、レコードやCDに記録されたデーターを脚色する事無く、自然に増幅しているだけかもしれない。ジャンル別に視聴した音源では、JPOPでは、静かな空間に、繊細で明瞭な音像が浮かび、安心感を伝える。JAZZ VOCALでは、歌手の多彩な技巧の中に、色気や野生を再現し、歌手の実力まで再現する。JAZZでは、柔らかさは影を潜め、楽器の分離と躍動感を再現する。CLASSICでは、バイオリンの弓が弦を擦る肌触りを再現し、ピアノとの調和も優れ、喜びの感情も再現する。オーケストラでは、スケールと共に曲の荘厳さ、不気味さまで再現する。 ブルーノートジャズも、ソウルノートの音色で、バランス良く再生する。エネルギー感も程々に感じ、刺激的な音では無いが、特に不満を感ずるレベルではない。どのようなジャンルを聴いても、以前試聴した、S-3、P-3、M-3×2と同様に、作曲者の思想や、歌手、演奏者の解釈と演出技巧を感じ取ることが出来る。
過去に聞いたSOULNOTEの印象
落ち着き、重厚=P-3+M-3×2>P-3+A-3CORE>A-3=鮮度、躍動
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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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静かな空間が広がり、手嶌のせつなく消え入るような声が浮き上がる。声は繊細で明瞭だが、全体的に柔らかな雰囲気に包まれている。低音は切れ良く、低い部分まで再現される。声も自然な厚みがあり、肉声に近い。深く、コクのある表現で、包まれるような安心感がある。
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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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歌の表現が繊細で、色気、野性、細やかな技巧が過不足なく表現され、歌手の実力の程が良くわかる。伴奏のピアノも高域から低域までバランス良。相当高度な繊細な表現能力。SOULNOTE A-3より、表現空間が広く、奥深い感じがする。
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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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今まで感じた音の柔らかさは影をひそめる。各楽器が分離して、質感が明瞭に再現され、演奏空間のスケールを味わうことが出来る。ステージが生き生きと再現され、ジャズのエネルギーを煩くならずに味わう事が出来る。
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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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弓と弦の擦れあう音を放つバイオリンの響きに、ピアノの音が調和し、格調の高い演奏空間を再生する。落ち着きがあり、刺激的な音は出ないが、ピアノのガーンとくる硬質な響きもさりげなく表現し、音の表現の巾も相当広いものがある。穏やかさも緊迫さも、喜びに満ちた感情も表現する。
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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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静寂なオーケストラの中に、不気味さや荘厳な雰囲気を過不足なく表現する。聴き疲れせず、クラシックを味わう事が出来る。
今回は、レコード再生でも、P-3+A-3coreがどんな表情を見せるか試聴してみた。
●LPプレーヤー DENON DEP-3000NE
●カートリッジ DL-103R
●フォノイコライザー
●プリ、パワーアンプ SOULNOTE P-3+A-3core
●スピーカー YAMAHA NS-5000
ーー【音の印象】ーー
LPレコード再生でも、描く音の生々しさは変わりなく、華やかであり、落ち着きであり、静かであり、躍動的であり、多彩な表現を再生する。レンジ感広く、音楽空間がどこまでも広がり、演奏者の演奏にかける情熱や、作曲者の旋律に込めた意図が伝わって来る。オーディオ機器の存在を忘れ、音楽と言う芸術に没頭できる。
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1)BOB DEGEN/CHILDREN OF THE NIGHT/Children Of The Night.
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落ち着きのあるジャズ表現。しかし、日野皓正のトランペットの表情は余すところなく描き、伴奏のドラムも、曖昧な表現はなく、明瞭にリズムを刻む、カルテットを構成する楽器の存在は明瞭で、体ごと音を浴びる様な音も味わえる。

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2)BOBBY HUTCHERSON/HAPPENINGS bobbyhutcherson/happenings.
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まろやかな表現のブルーノート。しかし、細やかな情報を忠実に表現しているのが分かる。バイブの響きが上品で気持ちよく、細かなテクニックが忠実に再現されている。表現力が生々しく、ジャズのアドリブや曲の展開が手に取るようにわかる。

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3)SCHUBERT SONATA FOR ARPEGGIONE/ARGERICH/MAISKY
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チェロの音が、奥深く、うっとりするような、吸い込まれるようなチェロとピアノのアンサンブルの世界。弦の表現が、実体感を持って響く。ステージで聴いている様。

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4)CARMEN/HERBERT VON KARAJAN
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音量を上げた時のカルメンの発声は生々しい。会場のスケール感、歌の発声、技巧も生々しく聞き取れる。オペラ舞台の空間も伝わってくる。
今宵は、ビルエバンスのワルツ フォー デビーを聴きます。ビルエバンスの軽快だが、繊細で心のひだを撫でていくような演奏に浸ります。ビルエバンスの作り出す、和音の響きは、夢の世界に連れて行ってくれそうな気がします。
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