ESOTERIC K-01XD SE 試聴レポート

ESOTERIC K-01XD SE 試聴レポート

試聴レポート~お客様より~2024年10月(1)

ESOTERIC K-01XD SE

2023年、K-05XD の登場でESOTERICの持つイメージがガラリと変わった。精緻だが淡白であった音が、生命感にあふれ、躍動感を感ずるものとなった。発売直後のオーディオ雑誌やYouTubeには「驚くべき進化を遂げたK-05XDは別物」「中低域が充実しアナログ的になり、クロックが進化している」「新しいESOTERICだ」との言葉が躍った。クロックを自社製造製に切り替えたのが、性能向上に大きく寄与したようだ。2024年発売のK-01XD SE、 K03-XD SEは、そのクロックを組み込んだもので、頭の中に残るK-01XDの音が、どのように変化したか試聴してみた。

技術的特徴

●CDトランスポート「VRDS-ATLAS」20mm厚のブリッジ、駆動用モーターを下部に移動。
●新しいディスクリートクロック技術と、DACのアナログ部のアップグレードをはかりSEモデルとした。「MASTER SOUND DISCREAT CLOCK」大型の水晶発振器や厳選したディスクリート部品の使用。「MASTER SOUND DISCRETE DAC」集積チップでは実現できない、音楽の躍動感、エネルギー感の再現。
●アナログ回路の高品質化、アンプモジュール「IDM-01」を採用。

リファレンス機器

●プリアンプ:Accuphase/C-2900
●パワーアンプ:Accuphase/A-80
●スピーカー:YAMAHA/NS-5000

ESOTERIC K-01XD SE  試聴

音の印象

非常に解像度が高く明瞭で力強い音。さらに、繊細さや質感を余すところなく表現する。ボーカルでは、歌手や伴奏楽器の定位良好で、スカッと抜けるような存在感や躍動感がある。野性味や躍動感を感じさせる曲は良い。ただ、哀愁感やノスタルジーを表現する曲では、すこし力強すぎるイメージもある。ビッグバンドジャズでは、演奏楽器の質感が高く、音像が分離して、眼前で聴いているようなライブ感がある。クラシックのバイオリンやピアノのデュエットは、艶やかで柔らかく余韻深く、格調高く優美な音。オーケストラでは、演奏会場の重々しさや奥行きを感じ、作曲者の意図や思想をより強く感じ取ることが出来た。ポピュラー系よりクラシック系に適性が感じられた。オールラウンドなジャンルの再生には、K-05XDの方が適していると感ずる。非常に高性能なCDプレーヤーと感ずるが、この試聴が客観的な評価とは思えず、さらなるCDソフト、アンプやスピーカーの組み合わせで、性能を確認する必要があると思える。

ESOTERIC K-01XD SE  試聴 ESOTERIC K-01XD SE  試聴 ESOTERIC K-01XD SE  試聴

ジャンル別試聴

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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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力強い明瞭な音。歌、伴奏楽器の表現は繊細さや質感も余すところなく表現し、ピアノの重低音も実存感を持って再現する。ライブ会場の透明な雰囲気も広がる。曲のイメージには少し力強い気もするが、生々しさは迫ってくる。K-05XD とは繊細感とか空間的奥行きが違っている。歌声をオンマイクで聴いているよう。

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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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音像は非常に明瞭で力強いが、艶やかさや繊細さも再現する。歌声が演奏空間の中に浮かび上がり、定位良好である。ピアノの質感も高く実存感があり、相当低い低音も滲みなく再現する。スカッと抜けるような音で、S/N比が高い。ベース、ドラムの掛け合いも躍動感を持って立体的に表現され、彼女の力強い野性的とも言える歌声がリアルに迫って来る。CDの録音の良し悪しが如実に分かる。

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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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ジャズバンドの演奏が力強い。K-05XDと比べて演奏楽器の質感が高く、多くの音が同時に出ているが一つも交じり合わず、ライブステージのように展開する。音は柔らかさよりも明瞭で硬質さを感じ、現実に近い厚みがあり、眼前で聴いているようなリアリティがある。ホーン楽器の絶叫音や衝撃音がうるさく成らないし、ドラムのヘッドを叩く乾いた音の質感の再現も高い。躍動感に満ちた音。

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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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バイオリンやピアノの音が、艶やかで柔らかく余韻を伴い響く。録音の優秀さの為かピアノの重低音もリアリティがあり、バイオリンとピアノの音の調和が良く、透明性高い空間に広がる。明瞭さがあふれた優美な音で、非常に格調が高い。1(さよならの夏)2(月光のいたずら)3(SING SING SING SING)は明瞭な力強い音であったが、今聴いている4(Sonatas5)は、明るく明瞭だが、各楽器の質感と厚みで音楽の持つ芸術性を真っ先に感ずる。情熱的で、しかも、優美で上品な鳴り方。音や鳴り方に深みを感じ、ずうっと聴いていたい音。

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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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一つ一つの音像は明瞭で、オーケストラの持つ重々しい雰囲気や、演奏会場の奥行きを感じ、尊厳さ重厚さが眼前に展開する、地に足を付けたような力強さを感ずる。楽器のリアリティが演奏の旋律を明瞭に伝え、作曲者の意図と思想をより感じ取ることが出来る。S/N比は相当高いと思われる。 

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6)ESOTERIC BLUE NOTE シリーズ
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音像は非常に明瞭で、艶やかさと力強い音を感ずる。解像度が一段上がったようで、ピアノの鍵盤をころがる指の動きが分かる。再生の難しかったCDの音像が明瞭に浮かび上がり、演奏空間の中のベース、ドラムの立ち位置を感ずる。ブルーノートのソニークラーク、ソニーロリンズのジャズを力強く明瞭に描き、生々しい演奏が出現し、演奏に引き込まれ、我を忘れてジャズの熱気に酔いしれるレベル。シンバル、ドラム、トローンボーン、テナーサックスの質感が生々しい。 

TODAY’SONG

今宵は「ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS A NIGHT IN TUNISIA 」を聴きます。
ナイヤガラ瀑布と言われたアート・ブレーキーのドラムソロが続き、ウェインショーター、リーモーガン、ボビーティモンズらのハイテンションな演奏が続きます。

ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS  A NIGHT IN TUNISIA ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS  A NIGHT IN TUNISIA

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