FINE AUDIO F502 試聴レポート

FINE AUDIO F502 試聴レポート

試聴レポート~お客様より~2022年10月(2)

FINE AUDIO フロアスタンディングスピーカー「F502」

FINE AUDIO(ファインオーディオ)は2017年スコットランドで創業された新しいメーカーである。しかし主要メンバーは長年、TANNOYに在籍したスタッフで、TANNOYの技術に新しい開発目的を掲げた集団と思われる。TANNOYのトレードマークである、2ウェイ同軸スピーカーを応用し、新しい音作りを行っている。その理念は「澄んだ低音と、点音源の正確な音像再現をベースに高精度なサウンドを実現する」「それと同時に家庭用モデルらしく音楽を楽しめるスピーカーを目指す」と言うもの。

技術的特徴

・ツイーターを組み込んだ同軸20cmウーファー+ノーマル20cmウーファー
・BASS TRAX(バストラックス) スピーカーの下部に設けられた開口部に、円錐のデフィザーを組み込み、低音を円状に放出する。
・ISO FLORE (アイソフレア) ドライバーの開口部とウーファーコーンを独自形状で組み合わせる。
・FYNE FLUTE(ファインフルート) スピーカーエッジに溝を設け、純度の高い振動を引き出す。

FINE AUDIO F502 フロント FINE AUDIO F502 ユニット FINE AUDIO F502 サイド FINE AUDIO F502 リア FINE AUDIO F502 ベース FINE AUDIO F502 端子

音の印象/まとめ

一言で言えば、優しく、柔らかく、上品さを感ずる再生音。同軸スピーカーとマランツ製品と相まって、定位良好で、明瞭な音像を再生し、低音も豊かで、全域のバランスは良好。音楽をBGMとして聴くケースや、女性ボーカルや器楽曲や室内曲を聴くには良い組み合わせのように感ずる。この優しい表現は他に類を見ない。いろいろなCDプレーヤーやプリメインアンプと組み合わせても多彩な表情を見せるのでは、と思う。

ジャンル別試聴

■リファレンス機材■
・プリメインアンプ:marantz/MODEL 30
・CDプレーヤー:marantz/SACD 30n

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1)JPOP:女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
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優しい声が、非常に明瞭で定位良好に再現される。音に程よい厚みが在り、低音の量感も不足ないレベル。全体的にバランス良好。オールマイティの表現か。

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2)JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
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明瞭に切り込むタイプでは無いが、心穏やかに音楽に浸れる再生音。音像は明瞭で、音像の分離良く、低音も不満無く出てくる。ボーカルやピアノがまろやかで聴きやすい。人が聴いて、違和感を感ぜず、音楽を楽しめるレベル。

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3)JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
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一言で言えば、まろやかで聴きやすいジャズ。まろやかとは言え音像の定位と分離は良好で、アルトサックスの音色も素直に感じられる。伴奏とのバランスも自然。ピアノも硬質に響くのではなく、まろやかに響く。生活の中に自然に溶け込み、音楽を身近に感ずることが出来る。重低音は出ていないが、全体的なバランスは良い。  

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4)CLASSIC PIANO:ピアノソロ、グラモフォンの録音
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ピアノがまろやかに響いて上品なムードに引き込まれる。音の分離良く、音像の再現性良好。あまり力強さやリアリティを迫って来るものでは無いが、優しい表現だけとは言えない、音楽の芯の強さのようなものを再現している。

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5) CLASSIC VIOLIN:オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
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オーケストラの品位のある演奏空間が表現される。バイオリンの音色が美しく、優しく憂いに満ちて響く。TANNOYの品位ある音を現代的に解像度あげたような音。聴きやすく音楽に没頭でき、音楽の理解が進む音。ここが不満とか、悩まずにすむ。

  試聴レポート リファレンス機材

TODAY’SONG

優しいJAZZと言えば筆頭に挙げられるのは「Bill Evans Waltz for Debby」ビルエバンスのワルツ・フォー・デヴィーである。ロマンティックな優しい旋律から、初心者向けに推薦されるアルバムだが、そのアドリブの展開の多彩さ、和音の作り方、ベースのスコットラファロの繊細な演奏の絡みから、聴けども、聴けども新たな感動が味わえる演奏である。CDでも、雰囲気は味わえるが、是非、アナログで聴いてもらえたら、優しい旋律の背後に力強いピアノのタッチが演奏を支えているのが分かります。

ワルツ・フォー・デヴィー レコードジャケット ワルツ・フォー・デヴィー レコード再生

ショートエッセイ

八幡山(やはた山)の故事来歴  AV BOX店舗から見える山は「八幡山」と言い、標高63mの小高い山である。この八幡山と近隣の暮らしは関連が深く多くの故事来歴が残っているのでいくつか挙げてみます。
・八幡山城 江戸時代に物見砦として存在。
・江戸時代の地名は東海道を挟んで、有度郡 安倍郡と分かれていた。地名は有度山(日本平)として残っている。
・八幡は昔、8丁目まであった。
・八幡山はかつて南幹線を超えて大和町まであったが、削ったようだ。私が子どもの頃は、南幹線側が草木も生えていない崖状になっており、恐ろしさを感じた。
・八幡山には18個の古墳があった。大きな古墳は駿府城に通じているとか、または久能山東照宮に通じているとかのうわさがあった。出土した勾玉等は、国立博物館等に保管されている。
・静岡鑑定団八幡店の近くにある八幡城址の石碑は、北条早雲の屋敷跡であった。
・八幡神社前の農業用水路は、落ちる人が多かった為、暗渠にしたようだ。
そのような歴史の八幡山ですが、AVBOXから歩いて10分程度のところに登り口があり、山頂からは富士山、駿河湾が一望できます。桜の季節には花見も楽しめます。

今週の生花:

極楽鳥花・風船唐綿・すずき・ピンクッション他

店内フラワーアレンジ   

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