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今回は、「オーディオ機器を揃えたいのだけれど、どれをどうやって選べば・・・?」というお客様にアドバイスのレポートをいただきましたので、ご紹介いたします。
オーディオビギナーが機材を選ぶ際、迷う時の解決に結びつくヒントを取り上げてみようかと思います。ビギナーは、まず自分の好みの音がどんなものか、イメージがつかないのではないでしょうか?オーディオショップの棚に並んでいる、CDプレーヤーやアンプ、スピーカーは、各ブランドごと特色を持たせてあり、自分が魅力的と感じる音を瞬時に選択するのは、ある程度の経験が必要で、迷いと試行錯誤が伴います。そこで、すべての人にスタンダードになりうると思うCDプレーヤーとプリメインアンプを選び、音の特色と、スピーカーを組み合わせた時のトータルな音を紹介します。具体的には、長い歴史を持ち日本の音のスタンダードブランドDENON。そのCDプレーヤー「DCD-2500NE」とプリメインアンプ「PMA-2500NE」の音質を紹介し、スピーカーが持っている基本的な音を掴み易くし、ユーザーのオーディオライフが豊かなものになればと思い書いてみました。
DENONは、1939年に、(株)日本電音機製作所としてスタート、→日本コロムビア→デンオン→デノンとなり、2005年、D&Mホールディングと合併する。デノンは、嘗てデンオンと呼ばれていたが、海外ではデノンとの呼び方が普通だった為、デノンになったようだ。主要製品として、MCカートリッジDL-103、ダイレクトドライブターンテーブルDP-3000、PCMレコーダーの開発がある。
● DCD-2500NE
・アナログ波形再現技術を使用しデジタル録音時に失われたデータを復元する。
・ピックアップの制御とデコードを担う回路を新開発。余分な電流やノイズを発生させない。
・ディスクドライブを異なる素材で構成し制振性を向上。
・位相雑音を低減したクロック発振器を搭載。44.1KHZと48KHZの2個のクロックを搭載。
・デジタル、アナログ独立電源トランス。
・電源トランスを脚の間近に配置。ドライブメカをシャーシの中央の低い位置に配置。
●PMA-2500NE
・UHC-MOSによるシングルプッシュプル回路により繊細さと力強さを両立。
・フラットアンプ+パワーアンプからハイゲインパワーアンプの一段構成へ、電源リミッターの取却、ドライバー段のトランジスターの電源回路を1.5Aから2Aへ、アンプの瞬時電流供給能力は、従来の2倍以上になる。ダンピングファクターは700以上となる。
・DCアンプ構成により安定した低域再生
・電源回路は2つのトランスを逆向きに配置、クリーンな電源供給実現。ダイオードユニットとブロックコンデンサーの間に設けたコネクションユニットを取り除き、パワーアンプへの電源供給ラインを極限まで短くした。
・USB-DACを搭載 DSD11.2MHZ PCM384KHZ/32BITの入力信号に対応。
・アナログモード アナログ再生中は、デジタル専用トランスへの給電を断つ。
●外観:落ち着いたシルバー外観、生活空間に自然と調和
●適性ジャンル:オールマイティ
●リファレンス機材:スピーカー YAMAHA NS-5000
1,JPOP :女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
声や楽器に余韻や深みがあり、自然な印象を受ける。音楽の解像力や、低音の力感、レンジの広さ、音場の立体感もそこそこ出る。音の分離、定位も良好。ロック調の曲も自然体で聴ける。
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2, JAZZ VOCAL :女性ボーカルと伴奏のジャズトリオ
声が明確で、声の美しさ、生々しさが良く出ている。楽器の分離も良く、ピアノの質感もそこそこに存在感がある。弾む様な低音も良く出てくる。スケール感もあり、躍動感もある。人間にとって聴きやすい要素が入っている。
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3, JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
アルトサックスの質感が良く出る。ピアノの音も自然感あり。レンジ感広く、中央のサックスの演奏ぶりが良く分る。躍動感は大いに出る。自然と音楽に入り込めるようなバランス作りで、違和感なく曲に入り込める。
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4,CLASIC PIANO :ピアノソロ、グラモフォンの録音
ピアノの表現が自然、余韻や繊細さがそこそこに出て、音が綺麗である。演奏会場の雰囲気が出る。音楽が自然体で深みがある。演奏に酔えるレベル。
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5,CLASIC VIOLN :オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
音の分解性が良好で、オーケストラの楽器、存在が明確。ソロのバイオリンの艶やかさや、弦の震え、技巧を過不足なく表現し、曲の優雅さ、落ち着き感が表現される。音楽の表現として、まとまりがある。音楽ジャンル問わず、聴きやすい。昔のDENONの、音が太く、躍動感があって、ジャズ向きとの評価は当たらない。
オーディオ製品は、多種多様にあふれ、初めて趣味として取り組もうと思う人にとって、自分の好みに合うものを探すのは、相当ハードルが高い。オーディオ誌を読んでも音のイメージがわかず、評価ランキングの高い製品をつい選びがちである。そんな中で、DENONの製品は、音に色付けが無く、基本性能の深堀だけを重視した製品群と思います。まずは、これを原点として、組み合わせるスピーカーの個性を聞き取って、自分の好みを感じ取り、次なるステージに発展させていけば良いと思います。AV BOXの試聴ルームでは、DENON DCD-2500NE、PAM-2500NEをリファレンスシステムとして、各ブランドのスピーカーが試聴できるので、オーディオビギナーでも、自分の好きなスピーカーを発見できる良い環境だと思います。 また今後、店内に常設されているシステムで、ブックシェルフスピーカー、トールボーイスピーカーの聴き比べにも取り組みたいと思います。
自然界にあって、人の耳に心地よいと感ずるのは女性の声だと思います。今宵は、ソプラノ歌手の森麻季さんのアルバム、アヴェマリアを聴きます。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のメインテーマ Stand Aloneを歌っています。爽やかな美しい声です。また、ジェニースミスのデビューアルバム ジェニーを聴きます。あまりジャズっぽくはないですが、清楚で優しい歌声です。
AVBOXさんの店舗入り口に置かれてる「花」を視界に入店していますが、生花なので行くたびに入れ替わっているようです。。。それほど意識はしていないのですが自然と気持ちが和らぎます。普段でも好きな花、好きな音楽が何気なくある生活でありたいなと思ったりします。
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