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トライオードは1994年、三極真空管の名称を社名にして創業している。トランジスタアンプが高コストに成って行く中、比較的、中コストで真空管アンプの可能性を追求している。初期のVP-300BDは22年に渡り、ロングセラーを続けた。2019年に、KT150菅を使ったMUSASHIを発売した。
MUSASHIは、創立25周年を記念して、KT150真空管を初めて搭載した。KT150管の特徴は、ダイナミックでパワフルな音で、それを基調にTRIODEの音にまとめてある。
■音の印象
音が太く、低音が良く出て、エネルギー感や、迫力につながる。曲によっては、過剰気味の感がある。流石、100W+100Wの強烈な音がする。
■フォルム
真空管とトランスを左右対称に配置させ、黒の光沢仕上げで、存在感を出している。楕円形のKT150真空管は優しい印象。重量34.5kgと重みがある。
■適合音楽ジャンル
オールマイティ
■リファレンス機材
CDプレーヤー、YAMAHA CD-S2100、スピーカー YAMAHA NS5000
◇JPOP:声は、しっとりと優しく、落ち着いた雰囲気。声に厚みがある。低音のボリューム感ある。真空管らしい太めの音。
◇JAZZ ヴォーカル:ヴォーカルは生々しく聴きやすく、厚みがある。バックの楽団の中に、VOCALが浮き上がる。音にスピード感があり、低域の迫力やエネルギー感ある。引き込まれるような雰囲気を持っている。
◇JAZZ :トランペットの金属音が良い。中域の音が良い。低域が少し出過ぎの感あるが、ベースの質感や、ドラムの革張りの雰囲気を感ずる。ジャズのエネルギー感は十分。
◇CLASSIC PIANO:ピアノの質感が良い。演奏に深みを感ずる。演奏のスケールの大きさは良い。
◇CLASSIC VIOLIN:オーケストラの広がりと重量感は良好。バイオリンは生々しく響き、バイオリンを弾くテクニックも伝わって来る。バイオリンの音が、艶やかで美しい。真空管の方が、オーケストラの雰囲気は良く出る。
JPOP:声が太く、元気が良すぎる。
JAZZ:60年代のJAZZでは、ピアノ、ベース、テナーの音は濃厚になり、太く、質感が高い。ジャズが生き生きとなる。音の分離も良好。迫力ある。
CLASSIC PIANO:ピアノの重厚な質感が良く出る。表情が生き生き聴ける。力強い。
リファレンスのスピーカーに用いたYAMAHA NS5000だと、太さとエネルギー感は出るが、繊細感は聴けない。スピーカーをJBL4349に変えると、艶やかさや、声や楽器の質感が付与され、音が濃厚になる。古いJAZZは生き生きと鳴り、オーケストラの重厚感も出るようになる。TRIODEの真空管アンプは、JBLや、タンノイ等の、真空管アンプ時代に生まれたスピーカーと相性が良いように感ずる。このアンプを生かす組み合わせを根気強く探したい。

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