YAMAHA A-S2200/CD-S2100 試聴レポート

YAMAHA A-S2200/CD-S2100 試聴レポート

YAMAHA A-S2200/CD-S2100
試聴レポート~お客様より~2021年5月

YAMAHAの『5000シリーズ』から始まる新たな音作り

YAMAHAは、高級オーディオ分野からしばらく遠ざかっていたが、 NS-5000スピーカーから始まる5000シリーズで新分野を切り開いた。
YAMAHA A-S2200/CD-S2100 試聴レポート
静けさの中に、きりりとした音像と、エネルギー感を感じさせるものである。
2020年度より、普及品のコンポーネントを次々投入し、5000シリーズで目指した音楽再生の理念を、どのように反映させたか試聴してみた。
今回のアンプ作りは、従前製品に比べ、振動源のトランスやブロックケミコンをベースフレームに固定し、 フレームを溶接した足で支え、出力段の回路をフローティングし、電気回路内のインピーダンスを下げ、S/N比の向上を目指している。
試聴スピーカーは、価格的には不相応だが、YAMAHA NS-5000と、価格的にバランスの取れたSonus Faber HERITAGE Minima Amator IIを使用した。 
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音の印象 

■YAMAHA CD-S2100+A-S2200+NS-5000
YAMAHAの基本的な音作りは、オーディオ機器で個性を演出するものでは無く、記録された音楽をそのまま表現する事を理念としている。
色に例えれば、白に包まれた音で、その中に、美しさ、優しさ、尊厳さ、躍動感、エネルギー感を描いている様に感ずる。
音は、中庸でバランスの良さを感じ、緊張感を感ずるものでは無く、落ち着いて音楽に向き合える。上級機種のA-S3200では、もっと繊細さや低音の駆動力やS/N比や立体感が上がると思う。しかし、基本的な音作りは同一と思う。
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■YAMAHA CD-S2100+A-S2200+Sonus Faber MINIMA AMATOR Ⅱ
スピーカーをSONUS FABERに変更すると、表情はがらりと変わる。一音一音に表情が現れ、明るさ、艶、厚み、音の重み等が濃厚になる。実存感の向上につながる。ただ、NS-5000に比べると、全体的なスケール感は後退し、スピーカーが作る音像は小さなものになる。低音の出方も、小型スピーカーの限界がある。
ただ、クラシックを聴く場合のピアノやバイオリンの生々しさは他に変えがたい物がある。 スケール感を求めるなら、LUMINA 3の選択もある。
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フォルム

シルバーパネルにカチッとしたスイッチやボリュームを置き、伝統的なYAMAHAスタイル。サイドパネルは、ピアノフィニュシュの重厚な仕上げ。

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適応ジャンル

オールマイティ、あえて言えばクラシック

リファレンス機材

プリメインアンプ YAMAHA A-S2200
プレーヤー YAMAHA CD-S2100
スピーカー YAMAHA NS-5000、Sonus Faber MINIMA AMATOR Ⅱ

音楽ジャンル別印象(YAMAHA CD-S2100+A-S2200+NS-5000)

♢ JPOP:清々しく、端正な音。低音も良く出る。レンジ感も分解性も十分。音はまろやかで、刺激的な音は出さないが、なよなよしい音では無い。心が落ち着く音。 
♢ JAZZ VOCAL: 分解性良く、静寂感がある。エネルギー感もYAMAHA色に感じられる。躍動感も良く出る。分解性はそこそこあり、緊張感を持たず聴ける。
♢ JAZZ :静かだが、躍動感を感ずる。低音も不自然ではない。S/N比は、それほど高くない。 全て、YAMAHA色に染められている。楽器の分離が良く、一つの完成された世界。古いJAZZもエネルギー感を持ち、バランス良く再生する。 テナーサックスの存在感も感じ、音の切れも良好。上品な感じ。
♢ CLASSIC PIANO: ピアノの鳴り方が自然。それほど、生々しく雰囲気を感じさせるものでは無いが、音は清々しく綺麗。 迫力を迫って来る様ななり方ではないが、バランス良くまとまっている。心穏やかに向き合える。低重音、高分解を感じさせるものでは無く、TOTALバランスで聴かせる。
♢ CLASSIC VIORIN :オーケストラ会場の雰囲気が、静寂感の中に、バイオリンが立ち上がる。甘美なメロディーに引き込まれるような鳴り方。 マイクを楽器に突きつけた様ななり方ではないが、作り出す音楽に酔いしれる様な音作り。全体的な雰囲気を感ずるのに、過不足ない威厳のある鳴り方。

音楽ジャンル別印象(YAMAHA CD-S2100+A-S2200+Sonus Faber MINIMA AMATOR Ⅱ)

♢ JPOP:声の厚みと、声楽器の存在感、表情感が生まれる。声楽器が、色彩感を持って空間に浮き上がる。低音の再現性も良い。 生命感を持ったなり方。繊細な表現も良く出る。ソナスは、ある程度、音の太いアンプの方が、良く鳴り、元気で活力ある鳴り方になる。
♢ JAZZ VOCAL: 声が、色彩感を持って、空間に浮かび上がる。繊細感も躍動感も感じさせるが、それを静寂感の中で表現する。 音楽に没頭できる、もっと上級機種を聴いたら、S/N感が上がるのだろうかと思うが、特に不満はない。上品な躍動感。
♢ JAZZ :音の分離良く、ピアノやベースを、目の前で弾いている様。楽器の実存感がある。 小音量で聴いても、満足のいくレベルで躍動感を感じる。全てバランスが良い。
♢ CLASSIC PIANO: ピアノにキラキラ感が生まれる。NS-5000に比べると、レンジが狭くなる。細かい演奏技法は良く出る。 音楽の表情が深くなる。音楽のゆとり感はNS-5000が上だが、低音の力量感は、ソナスが良く出る。演奏のエネルギー感は十分に出る。
♢ CLASSIC VIORIN :オーケストラ会場の広さを感ずる。S/N比の良さを感じる。バイオリンが高貴に響く、弦のみずみずしさ、弦の震える表情は、 高級機種のCDプレーヤーやアンプに比べると、ちょっと物足りない面もあるが、弦のうっとりする様な響きの良さを感じる。 弦を聴くだけで十分魅力的なスピーカーで、YAMAHAのCDプレーヤーやアンプは良く鳴らしていると思う。 やはり、聞き疲れしないレベルで両立している。

まとめ

YAMAHAの音に対する理念は、プリアンプ、パワーアンプの5000シリーズから各種プリメイン、CDプレーヤーまで同一と思われる。 静寂感の中に、あらゆる音楽を過不足なく再現する要素を含ませる。 価格差は、レンジ、繊細感、低音の再現性、立体感、S/N比等に現れるが、組み合わせるスピーカーにより十分バランスの良いものになると思われる。
昨年発売された、YAMAHA NS-3000も小型ながら、検討に値すると思います。今、人気のSONUS では、LUMINAシリーズや、OLYMPICAシリーズも候補に上がると思います。

Today’s song

今宵は、クールな雰囲気を感じさせるJAZZの中から、マイルスデイビスのバグスグルーヴとMJQのヨーロピアンコンサートを聴きます。
バグスグルーヴは、マイルスのペット、ミルトジャクソンのバイブ、セロニアスモンクのピアノの構成で、意外とクールな演奏で、 ミルトジャクソンのビブラフォンは、緊張感の中でも、涼しげな印象を与えます。
MJQのヨーロピアンコンサートは、ジョンルイスのピアノ、ミルトジャクソンのバイブ、パーシーヒースのベース、コニーケイのドラムの編成で、 上品で洗練された演奏だが、その中にブラックフィーリングを秘めた演奏です。

マイルスデイビス バグスグルーヴ MJQ ヨーロピアンコンサート

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YAMAHA A-S2200(標準価格:385,000円)
YAMAHA CD-S2100(標準価格:275,000円)
YAMAHA NS-5000(標準価格:1,650,000円)
SonusFaber HERITAGE Minima Amator II(標準価格:572,000円)

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