アキュフェーズDP-1000 DC-1000 試聴レポート

アキュフェーズDP-1000 DC-1000 試聴レポート

アキュフェーズ創立50周年記念第3弾モデル 早速聴いてみました!
試聴レポート~お客様より~2021年8月(1)

セパレート型SACD/CDプレーヤー「DP-1000」「DC-1000」

DP-1000/DC-1000 は、アキュフェーズの 50 周年記念モデル第三弾である。E-800 はプリメインアンプとして、華やかでスケールの大きさに驚いた。C-3900 は演奏空間が現れ、楽曲の生々しい表現に驚いた。この度のセパレート型 SACD/CD プレーヤー「DP-1000/DC- 1000」は、アキュフェーズ社の基本理念である、歪率の低減や S/N 比の向上をどのように反映させたのかを焦点に試聴してみた。開発技術者は「前回の開発時に考えられる事はやり尽くしたが、乾いたタオルを絞る様に新たなアイデアを絞り出した」と言う。そんな苦心の産物である「DP-1000/DC-1000」は、オーディオファンに十分満足を与えるものと感ずる。

技術的改善点

「DP-1000」CDのドライブ・メカニズムは、アルミブロック削り出しパーツを組み合わせた総重量 7.2kg の低重心構造、スピンドル・モーターには低振動で動作音が小さく、低ノイズで耐久性や信頼性が高いアウター・ローター型ブラシレス DC モーターを採用。トラバース・メカニズムを硬度の異なるダンパーを適正配分して支持することで振動を抑制。アンプの操作も可能なリモコンの採用。 「DC-1000」一般的技法では、アナログ・フィルターを使用して高周波ノイズを除去するのに対し、「DC-1000」ではそれに加えて、タイミングをずらした8種類のDSD信号を同時にD/Aコンバーターに入力することで、さらに高周波ノイズを除去している。これらの技術によりひずみと雑音を11%改善する。フィルターアンプや D/A コンバーター等の回路構成において、最大 40cm に及んでいたDAC出力からI-V変換回路までの接続距離を 2cm 以内に収めひずみ率を改善した。ライン/バランス独立出力『ダイレクト・バランスド・フィルター』を2回路並列構成にした新開発『デュアル・ダイレクト・バランスド・フィルター』回路を搭載し、ライン/バランスの相互干渉を抑えながら、理想的な性能と音質を実現している。

音の印象 

DP-750 が登場した時、楽曲の生き生きとした表現に驚いたが、比較試聴をすると、その表現が人工的な物に思え、「DP-1000/DC-1000」は、歪感が無く、より自然に近づいた様に思う。今回の試聴では、スピーカーがソナスファーベルの為か、暖色系の雰囲気が醸し出される。広いレンジの中に、深みのあるコクと力強さと繊細さを持った音像を感ずる。低音は奥深く、中高音は厚みがあり、それをきめ細やかな表現が豊かなものにしている。あたかも、上質なアナログレコードによる再生の様である。リスナーと、演奏会場との間には、オーディオというベールがあるが、昨年発売された C-3900 と同様、そのベールが取り払われたかのようなライブステージが広がり、オーディオ機器が再生する「真の音楽」というものを感じた。
Accuphase DP-1000/DC-1000 音の印象

フォルム

従来のシャンペンゴールド、CD トレイの先端が丸みを帯びた物から平になっている。

リファレンス機材

プリアンプ:Accuphase/C-2850
パワーアンプ:Accuphase/A-75
スピーカー:Sonusfaber/OLYMPICA NOVAⅢ


Accuphase リファレンス機材
Accuphase DP-1000/DC-1000

適性ジャンル

オールマイティ

ジャンル別 試聴レビュー

1)VOCAL
綺麗だとか生き生きしているとかの表現にとどまらず、何か血が通っている人間が歌っているような生々しさがある。伴奏のチェロの音も非常にふくよかである。どちらかというと、暖色系かと思う。

2)JAZZ VOCAL
歌手、伴奏者の定位がはっきりしている。全体を包む躍動感がジャズのグルーブ感を際立たせる。低音が豊かでコクがあり、上質な感じを受ける。高音が際立った表現はいっさい感じられない。

3)CLASSIC PIANO
ピアノの一音一音の密度が高く、コッテリとした表現。しかし、その一音は非常に繊細で、左手、右手の動きが見えるようである。落ち着いた表現で、エネルギーを押し付けてくる様なものでは無い。演奏会場で聴いているような存在感がある。

4)CLASSIC VIOLIN
バイオリンの演奏と音が、実に深みがある。それが、実存感のあるオーケストラの演奏の上に、際立つ様に展開する。目をつぶると、コンサートホールに来ている様である。とにかく、歪感は皆無である。でも、暖色系の表現との印象は受ける。

まとめ

今回のモニタースピーカーは、ソナスファーベルの OLYMPICA NOVA Ⅲで聴いています。どちららと言うと、暖色系の音を快活な表現で包んでいるという感じです。雑誌等によると、OLYMPICA NOVA Ⅴの方が、濃厚で芳醇な音で、しかもクリヤーさと音の余韻を両立させ、クラシック再生には相応しいとありました。DP-1000/DC-1000 は、寒色系、暖色系どちらのスピーカーを選んでも、反応性の優れた物であれば、十分実力を発揮できると思います。DAC である、DC-1000 のみ購入するユーザーもいるようです。

TODAY’S SONG

今宵は「ハンクジョーンズのティップトータップダンス」と「ジミーレイニーのモメンタム」を聴きます。どちらの演奏も、派手さは無く、渋く地味ですが、人柄がにじみ出てくる様です。白米の如く味わい深く、聴き飽きるということはありません。
ハンクジョーンズのティップトータップダンス ジミーレイニーのモメンタム

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