JBL中古品Project K2 S9800試聴レポート

JBL中古品Project

JBL中古品 2機種 聴き比べ
試聴レポート~お客様より~2021年6月

「2425J+2225J」「Project K2 S9800(MG)」

今月のレポートは、現在店内で販売している「2425Jドライバーと2225Jウーファー」の組み合わせによるスピーカー(1982年発売)と、2001年に発売されたスピーカー「K2 S9800」を聴き比べてみました。
JBL中古品2機種 試聴レポート
JBLスピーカーは、太くて重く芯のある低域を持ち、またフォーンから解き放される高域は金属楽器のリアリティを再現し、クラブハウスの臨場感を感じさせるものである。しかし近年のヨーロッパジャズや、クラシックの教育を受けたミュージッシャンの登場により、ソフト再生に求められる要素も大きく変わった。繊細感や余韻や空気感も必要になってきた。今回JAZZで言えば、ハードバップの再生を主目的としたスピーカー、ECMレコードに代表されるデリケートな静寂性に対応する新世代のスピーカーとして試聴してみた。

音の印象 

■JBL:2425J+2225J 
ピアノやテナー、トランペットの音を太く実存感を感じさせるように再現し、ドラムの音もエネルギー感に満ちている。しかし2WAYの為かどこか歪み感があり、最新のスピーカーの音とは違い、ジャズ喫茶で馴染んだどこか懐かしい伝統的なJBLの音。
JBL 2425J+2225J 音の印象
■JBL:Project K2 S9800(MG)
「2425J+2225J」と比べると、音の濃厚さとエネルギー感は後退しているように感じた。しかし、繊細感や静寂感を表現する力があり、レンジの広さと楽器の定位が良くなり、低音の質感も向上している。録音の優劣を明確に再現する能力を持ち、帯域はフラットバランスになり、歪感は無く、クラッシックソースも聴ける再現能力を持っている。しかし、従来のJBLと同様に重い音を伸びやかに鳴らす為に、部屋の環境や、駆動力のあるアンプの選定等、使いこなしが必要とされる。今回は真空管のプリ(LUXMAN/CL-38uC)パワーアンプ(McIntosh/MC312)を使用し駆動したが、後日上位機種のトランジスターアンプを使い、試聴したいと思っている。
JBL Project K2 S9800 音の印象

フォルム

■JBL:2425J+2225J 
JBLのフォーンでも大型の物がついている。スピーカー箱は、従前のブルーバッフルで、低音増幅につながっている。制作はサンスイでEC-138。
JBL 2425J+2225J フォルム JBL 2425J+2225J フォルム JBL 2425J+2225J フォルム JBL 2425J+2225J フォルム JBL 2425J+2225J フォルム
■JBL:Project K2 S9800(MG)
バッフル面積が最小になり、楽器や声の定位の再生に重きを置いている。ウーファーが床からの距離を図っており、床からの反射音の影響を受けないようになっている。
JBL Project K2 S9800フォルム JBL Project K2 S9800フォルム

リファレンス機材

プリアンプ:LUXMAN/CL-38UC
パワーアンプ:McIntosh/MC312
LUXMAN CL-38UC McIntosh MC312
ターンテーブル:Technics/SL-1500C
カートリッジ:DENON/DL-103R
Technics SL-1500C DENON DL-103R

試聴ソース

1、JUNE CHRISTY(ジューン・クリスティ)/
「THE MISTY MISS CHRISTY」 より、ROUND MIDNIGHT
JUNE CHRISTY(ジューン・クリスティ)
2、MILES DAVIS(マイルス・デイビス)/
「FOUR & MORE」より、SO WHAT
MILES DAVIS(マイルス・デイビス)
3、JAN GARBAREK BOBO STENSON (ヤン・ガルバレク/ボボ・ステンソン・カルテット)/
「DANSERE」より、DANSERE
JAN GARBAREK BOBO STENSON
4、NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN & SAM JONES(ニールス・ペデルセン&サム・ジョーンズ)/
「DOUBLE BASS」より、FALLING IN LOVE WITH LOVE
NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN & SAM JONES
5、HORACE SILVER(ホレス・シルバー)/
「THE CAPE VERDEAN BLUES」 より、THE CAPE VERDEAN BLUES 
HORACE SILVER(ホレス・シルバー)

ソース別印象「2425J+2225J 」

1)JUNE_CHRISTY
古いレコードで音は平面的だが、声の発声は明瞭。音は太い。ホールで聴いているような、音が前に飛んでくる臨場感がある。楽器の音は濃厚で、浮かび上がるような表現は伝統的なJBLの音。
2)MILES_DAVIS
マイルスのペットの定位良好。金属楽器は存在感がある。音はエネルギー感あふれる。ジャズに求められるエネルギー感は十分出る。サックスの音も押し出し感がある。しっとりとした低音はテナーの表現にプラス。ピアノの質感も良好。しかし、4344程濃厚ではない。音は若干しっとりしている。4344より音が綺麗な気がする。
3) JAN_GARBAREK
ECM録音の良さを明瞭に表現する。金属楽器の質感、エネルギー感は良好。ピアノも音が明瞭で重みがある。音の分離が良い。音に色彩感が乗るのはJBLの伝統。音が際立つ様になり全体的には、エネルギー感あふれる様を充分味わえる。ピアノのしっとりとした感じや静寂感には欠ける。コッテリとした濃厚感は独特で最近のJBLとは違いがある。
4) NIELS_PEDERSON_SAM _ONES
音の分離良好。低音は乾き気味でベースの質感を良く出す。音に凄みがある。どこか音に凸凹感があり、強調されている部分がある。昔のジャズ喫茶の様。音にエネルギー感、押し出し感ある。地下室のクラブハウスのホールで、目の前で演奏している様な感覚。音のエネルギーに酔う。
5) HORACE_SILVER
高域が強調された音。どこか歪んでいる様な印象。一音一音明瞭で、ジャズのエネルギー感が小気味良い。ブルーノートの太い音が聴きやすい。体が揺れる様な乗りやすさがある。テナーの音が太く、エネルギー感、実存感もある。

ソース別印象「Project K2 S9800 」

1)JUNE_CHRISTY
声は自然だがおとなしい印象。レコードに記録された音を正確に出す印象。
2)MILES_DAVIS
オールドJBLに比べると、音を上げないとエネルギー感が出ない。しかし楽器の表現は安定感はある。音の切れが良く、帯域バランスが取れている。コンサートホールで聴いているような感じ。若干、穏やかな色調だが、ジャズのエネルギーは感ずる。
3) JAN_GARBAREK
鮮度の良い録音を明確に表す。音の厚みや質感、音の定位良好。作り出す空間が自然。音に重みがありダイナミックレンジが広い。オールドJBLは作ったような空間表現だが、S-9800は自然感あり。
4) NIELS_PEDERSON_SAM _ONES
定位良好。二つのベースの位置が明瞭に伝わる。出てくる音はフラットで、エネルギー感に満ちている。ギターの押し出し感は良好。
5) HORACE_SILVER
定位良好、音に厚みあり、色彩感がある。レコードの録音の良否を明確に表す。体が乗れるような自然感が良好。体に浴びせる様な音では無いが、エネルギー感は損なわれていないが、若干おとなしくなる。

まとめ

「2425J+2225J」は、昔のジャズ喫茶の音を気軽に味わいたい人にはうってつけなスピーカー。ジャズやロックの体で浴びる様なエネルギー感を味わうことが出来る。使いこなしもそんなに苦労しないと思います。
「Project K2 S9800」は、オールラウンドのジャンルの音楽の表現を目指す様に変化した、と、思いますが、さりとてジャズのエネルギー感は十分感じられる。すこし、あっさりした表現になった。基本的には重い音であり、プリやパワーアンプには、駆動力があり、伸びやかな高音と、切れのある低音を再現するアンプが必要かと思われます。後日、アキュフェーズ等のプリとパワーで試聴し再レポートします。
JBL中古品2機種 試聴レポート

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中古品:サンスイ+JBL/EC-138+JBLユニットセット(2425J/2355+2328+2327/LX-80/2225J)
中古品:JBL Project K2 S9800(MG)

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