
3人が演奏しているライブに川喜田が参入し、ジョンコルトレーンのインプレッションズを演奏する。
3人は闘志を燃やしながら演奏する。川喜田は、大のテナー演奏の実力に気づく。大は、川喜田と互角に勝負できたと感じ、
又、沢辺から、玉田がドラムで大を必死で支えたと言われる。ライブでは、多くの客が来ており、その中の常連から、
玉田のドラムが良くなっていると言われる。3人は、ギャラをもらうが、玉田は拒否する。沢辺はうまくなる気があるのかと詰め寄る。
玉田は、ギャラで、ドラムの教本を買い、レッスン所の先生にビールを送る。沢辺は、母親とアキコママに花を贈る。
大は、迷った挙句お金を足して、妹の綾花にフルートを送る。大たちのライブは評価を得ていく。
JASSのバンド名は、JAZZの起源となった言葉で、音楽の根源に迫ろうとの意志と評価される。
大は、歴代のジャズマンが、無意識の内にソロを吹いているのを聞いて、なぜ自分は出来ないのだろうと、悩む。
ザ ファイブと言うバンドが登場する。演奏を初めて10年たちCDも出したが、仲間も抜け限界を感じ始める。
川喜田からJASSの演奏を見に行けと言われる。演奏後に大たちと居酒屋で一緒にのみ、
先輩としていろいろ意見を言うが、大は、毎日自分を出し切り、ゴールがない世界でやり続けるのは最高に幸せ、
それ以外のことは考えないと言う。沢辺は、ソーブルーで演奏するために客の心を一発でとらえて離さない曲を作る。
大は電車で隣に乗り合わせた人が、500円玉を貯めてトランペットを買ったいきさつを聞いて、その情熱に感激し一緒に演奏するが、
今まで聞いた中で一番下手だった。でも、楽器と合っていると思った。沢辺は、N.E.Wとの曲を作り、大はマイバディとの曲を作る。
沢辺は、10代の内にソーブルーの舞台に立つためにはどうすればよいかと川喜田に相談する。
川喜田は当初、否定的だが、ソーブルーの平に連絡し、平は沢辺らの演奏を聴きに行く。
沢田らはあらん限りの演奏をするが、平の評価は、ドラムは初心者だが好感が持てる、
テナーは強さとアタックしてくる太さがある、ピアノは、つまらなく、全力で自分をさらけ出せてない、音楽も人もバカにしていると言う。
[今回登場するジャズアルバム]
ジョン コルトレーン インプレションズ
61年、エリックドルフィーとのヴィレッジ ヴァンガードでのライブ。絶好調のコルトレーンが、聞ける。
ブルーミッチェル ブルーズ・ムーズ、I'll Close My Eyes
ミッチェルの静かだが、美しい音色のトランペットと、ウイントンケリーの飛び跳ねるような音が合っている。
沢辺は演奏後、サインの依頼を断った人を探して、ライブハウスを巡るが分からない。
大は、沢辺が演奏に悩んでいると気づき、悩むこと自体がおこがましいと言う。
沢辺は工事現場アルバイトの中、豆腐屋さんのトラックにピンときて店を訪ね、こういう人が聞きに来てくれるだと思い、サインを渡す。
次はもっといい演奏をすると。沢辺は、自分を出すソロを弾くために、アキ子の店で、丸2日間練習する。
平は、セミプロバンドを見て、沢辺に言い過ぎたと思い、3人の演奏は面白かったと思う。
ライブハウスで、大と合い、居酒屋で話すうち、沢辺が苦しんでいるが、仲間が手助けても変わらない、
しかし沢辺は、壁を破ると言う。ライブ演奏で、大は沢辺のソロが終わっても、テナーを吹かない。
沢辺は暗中模索しながら、理論を考えずに演奏する。今までで一番良い演奏だと評価された。
会場で演奏を聴いていた21ミュージックの五十貝が訪ねてくる。音源をくれと言う。大は、CDが出せると興奮するが、
沢辺や玉田は、遠い話と冷静に言う。五十貝は、会社の上司に、ジャズは難しいが新しい波が来る。
今、注目している若いグループに合った、この人たちを世に出すために、小さな火を燃やし続けなければならないと言う。
大学に行ってない玉田に、母親から行けと電話が来る、久しぶりで行った大学でも級友から、ちゃんと来いと言われる。
熱心にドラムの練習に励む玉田はアートブレーキーのアルバムの模倣が出来たと思う。
そして母親に今年は留年させてと連絡する。大と玉田の前で、ソロを演奏し、認めさせる。
正月、沢辺や玉田は実家に帰るが、大は帰らない。練習していると、兄や父、妹から電話がかかってくる、
妹の顔を見ると気力が抜けるように感じるから帰らないと言う。沢辺に、JASSにジャズフェスティバル出場の依頼が来る。
葛飾商工会の依頼で、アクトと言うバンドの前座のようだ。沢辺は、打ち合わせに出かけ、アクトの天沼と話す。
ジャズはマイナーな音楽で、ファンが求める音楽を届ける努力が必要と言う。
沢辺は、一人でも多くの人に聞いてもらうために出演するという。フェスとは勝負の場と言う。
[今回登場するジャズアルバム]
練習場のジャズバーに飾ってあるアルバム
ハービーハンコック スピーク ライク ア チャイルド
クラシック教育を受けているハンコックが作った、知的で洗練されたアルバム
沢辺は、アクトの天沼から意見を言われたことを大たちに伝える。どんな音楽かを言えない演奏をやっている。
ジャズは進化しスタイルを変えるが、どこにいるのかを考えないのは若さだけだ、と。沢辺は、アクトに勝つと啖呵を切った。
葛飾ジャズフェスティバルが始まる。大沼はリハーサルを見て、悪くはないよ、失敗してもアクトがトリをやると言う。
大は、一曲目にソロパートを入れ激しくスタートする。沢辺も、玉田も渾身のソロを演奏する。観客は興奮の坩堝となる。
舞台袖で天沼がじっと聞いていて、ステージを降りてくる3人をたたえる。天沼も、負けじとばかりに、渾身の演奏をする。
妹の彩花は、大が送ったフルートの練習に、かつての大の先生の宮本のところに行く。
兄の雅之は、普通のギャンブルはやらないが大にかけていると言う。父は、音楽で一万円稼げたらその先があると思う。
いろいろ心配する父親に彩花は大丈夫と言う。宮本は、YOU TUBEを見てまだまだと言う。
ライブ帰り電車の中で、沢辺と大は、会場に、段々、お客が増えているのを感じ、堂々とジャズをやっていると話し合う。
でも、沢辺は、何か物足りなさを感じている。喫茶店で、営業マンがノルマを頑張って達成するが、何かモヤモヤ感が残るとの話を聞く。
ライブで、大の演奏を聴いて迷いがないと感じながらピアノを弾く。そして、何かを感ずる。
終了後、母親のピアノ教室から去ったアオイちゃんが現れ、ピアノを続けていたと言う。
ある日、玉田のアパートへ三輪さんが訪ねてきて、玉田に、大と二人で合わせてくれと頼む。
寝ている大を起こし、お台場に連れて行ってと頼む。連絡を何一つよこさない大、三輪さんが自由の女神よと言うと、自由の女神はニューヨークで見ると言う。
アルバイトを続けながら、音楽で少しずつギャラをもらえるようになったと話す。
でも、三輪さんの事は、忘れてはいないと話す。観覧車の中で三輪さんは好きな人ができたと言う。
今日、大に一年も連絡をよこさなかったことを怒ろうと思った、でも怒れなかった。
大のジャズに対するひたむきさを感ずるのだった。東京駅でお別れの時、三輪さんは、いつか世界一の大を聞きに行くねと言う。
次のステージの大のプレイに、ヤワイ感じが出る。三輪さんの事はどこか覚悟していたが、演奏には出てしまうのかと言う。
しかし、目標を立て直し、ソーブルーのステージに立つと言う。
ソーブルーの平は、お客はソーブルーに来ればジャズを聴けるチャンスがあるが、プレーヤー達にどれだけチャンスが与えられるのかと思う。
突然、海外のプレーヤーが病気で出演不可能になり、代わりのピアニストを探してくれと言われる。
そして沢辺に代わりを頼む。沢辺は、一人でソーブルーに出演するのを大と玉田に言う。大は即座にチケットを購入し沢辺を、応援する。
リハーサルに行き演奏するのを聞いて、アルトサックスのフレッドは沢辺でよいと言う。
沢辺は平に、自分に声をかけてくれた理由は分からないが、自分の演奏が良かったらJASSのメンバーにソーブルーのステージに立つ可能性はあると言ってくれと頼み、了承される。
そして、会場で、大と玉田が見守る中ライブが始まる。
ソーブルーで大、玉田が見守る中、沢辺をピアニストとしてフレッド シルバーバンドの演奏が始まる。
沢辺は、ジャズピアニストになるため、バスケをしなかったり、水の中で鍵盤をたたくマネをしたり、季節を追いながら練習した日々を思い出す。
学友からは、ジャズは難しく一緒に組めないと言われる。ソーブルーの演奏が最後かもしれないと、自分にできることを正直にやろうと演奏する。
結果は素晴らしいものだった。打ち上げの居酒屋で、沢辺のトリオでソーブルーの舞台に立つことが目標と言う。
沢辺の演奏に納得した平は、一日も早くと言う。玉田は、本屋で、沢辺が載ったJAZZ雑誌を客が噂しているのを見て、雑誌を購入。
大は、雑誌を見て、大もソーブルーに出られると確信する。平は沢辺に、JASSにソーブルーの出演を依頼する。
1日2回の公演で、新しいジャズとして客に聞かせてほしい、そして何より私が聞きたいと言う。
沢辺は、大や玉田より先にアキコママに、JASSがソーブルーへの出演が決まったと伝えた。
沢辺は、自分は作曲が好きと気づく。平は、ジャーナリストに着々と取材を打ち合わせる。
沢辺は大に、自分は考えて練って、一つ一つ紡ぐ音作りも好きと伝える。
ソーブルー以来、変わった沢辺を感じた。21MUSIC JAPANでは、CD発売の準備が始まる。
沢辺は、夜のバイトで、トラックにはねられてしまう。沢辺は倒れながら、携帯で大に、ライブに出られないと告げる。
病院で大と玉田は、沢辺の命は問題ないが、右腕が潰され、指がめちゃめちゃなのを聞かされる。
病院を出た大と玉田は、ピアノ抜きで練習を始める。大は、平に沢辺が事故にあったことと、ピアノレスで出演させてくれと依頼する。
平は大の要望を認めた、事前の連絡で、客は6割に減った。平はソーブルーの開演で、
沢辺が交通事故にあって出演不能になったこと、全員19才な事、平自身がこの公演を楽しみにしていたことをアナウンスする。
演奏は玉田のドラムソロから始まる。満を持して大のソロが始まる。そして二人の凄まじいばかりのバトルが続く。
最後に、大は本日の曲は、全て沢辺が作曲したことを告げた。平は二人に、意味のあるライブだったと告げた。
病院を訪ねた大と玉田は、ライブは盛り上がったと告げるが、沢辺は右腕が元に戻るかわからないと言う。
そして、JASSを解散しようぜと言う。分かったと言う大に、玉田は苦情を言うが、
沢辺は、自分はソーブルーの舞台が最後かもしれないと思ったが、大はこれが一回目と思ったはずだ、
大は一日も止まってはいけないのだと言う。治ったらまたいつかやろうぜと言う。
帰り道、玉田は、自分がやってみたいと思っていた事の何倍も、何十倍もできた。
しかし、大はもっと上に行くヤツだ、おれと離れなければと言う。
大は、居酒屋で、酒に酔いながら、自分は汚い奴だ、沢辺と玉田に全部言わせたと思う。
絡んできた客を殴ってしまう。警察署に入れられた大に、仙台から兄が引き取りにくる。
二人で飲み、兄は大に、音楽はどうだと言う。今までは良かった。今からは、海外に行くと言う。
大は、仙台の宮本を訪ねる。今までのいきさつと、海外に行きたいと話す。アメリカ以外の場所。
宮本は、世界のプレーヤーになるやつは、どこから始めてもなる。ヨーロッパが良いのではと、フランスはオーソドックスでジャズに開いているが固い。
客もプレーヤーも暑くてジャズに対して柔らかく開いている国が良いと言う。
そして、大の音はどんどん青くなっているという。海外に旅立つ大に、玉田が見送りに来る。
実家で療養と作曲に励む沢田へ、大が出発を知らせる。そして、おれはお前のピアノが好きだ。
何かあったら俺を呼べ、すぐ帰るからと言う。そして、搭乗ゲートを通っていく。
[今回登場するジャズアルバム]
リーモーガン ザ・サイドワインダー ブルーノートレーベルから出した数々の作品から
新境地を開こうとして取り入れた、ジャズロック調の作品。
特価販売価格、試聴に関するお問い合わせなど、お電話・メール・お見積りフォームにてお待ち申し上げます。