女優イメージ音質相関図（スピーカー編）

皆さんは、本格的なオーディオシステムを購入しようと思った時、どんなスピーカーを選んだらよいか迷いませんか。CDラジカセやミニコンならある程度の判定はつきますが、本格的なスピーカーを前にすると、自分の好みの音はどのようなものか、どのメーカーを選んだらよいかうろたえませんか。オーディオは一度購入したら生活の一部として長く付き合うものと思います。スピーカーから流れてくる音は家族の様な雰囲気で、自分が緊張することなく浸れる音がいつまでも音楽を味わえるのではと想像します。自分の好みの音を絞り込む方法として、今を時めく女優さんをイメージし、スピーカーの音色をプロットして見ました。目で見た感性と、耳で聴く感性も、共通のものがある様に感ずるのです。

この図は、華やかか、落ち着いているか、硬質、繊細か、柔らかく太いかで区分してあり、実際のスピーカーの音はこんな単純なものではありません。ただ、綾瀬はるかさんの明るく元気で親しみやすさ、北川景子さんの上品で繊細で華やか、井川遥さんの落ち着いた、包まれる様な大人のムード、栗山千明さんの知的で落ち着つきそれでいて敏感なムードは自分の好みを知る上で信頼がおけるのではないかとおもいます。この図に基づいて、スピーカーを大まかに絞り込み、視聴室で種々ヒアリングすれば良いかと思います。ただ、オーディオの音色は、スピーカーだけで決まるのではなく、アンプとCDプレーヤーの組み合わせで決定されるので、そこが一番難しい。ただ、音の大半はスピーカーが決めるので、まず、スピーカーが決まったら、それを生かすアンプとCDプレーヤーの選択に入ればよいと思います。その段階では、長年、オーディオ販売で経験のある、AV BOXのスタッフが実力を発揮してくれると思います。 　例えば、YAMAHAのスピーカー（NS5000）は、他社と比較して試聴すると、繊細で色付けが少なく落ち着いた感じだと思われるが、これに、繊細で華やかでエネルギッシュなアンプを組み合わせると、華やかさと落ち着きがミックスされた音に変化します。 　又、区分け以外の性能として、B&Wは、図だと繊細で華やかなスピーカーに位置付けられますが、音像空間の広がりや、奥行き感、落ち着き感は他に比べるものがないくらい持っており、単純に図式化できない部分です。 　メーカーの基本的音色は、ほぼ統一されており、価格やユニットの構成により、再生レンジの広さ、細部の再現性、リアル感が付与され、聴いた満足度は高まって行きます。

女優イメージ音質相関図（アンプ編）

又、プリメインアンプ等の音色も各メーカーの差があり、自分の好みの物を探し出すには、経験が必要です。アンプも同じような相関図を作ってみましたので、参考にしてください。 ただ、各製品の性能はこんな区分では表しきれず、じっくり試聴し、検討する事をお勧めします。

音楽ジャンル別適正スピーカー　

昔は、JAZZと言えばJBL。クラシックと言えばタンノイが定評でしたが、今のスピーカーは特定のジャンルに特化するのではなく、基本を押さえて各メーカーの独自色を出しています。再生ジャンルの幅は広がっていますが、それでも傾向の違いがあるので、このジャンルには、このような特性を持ったものが良いのではと上げて見ました。
クラシック：比較的連続音が多く、荘厳で落ち着いた雰囲気の再生が要求される。オーケストラではスケール感、小編成では、パートが重なり合わない分離性、ソロでは繊細な音や余韻の再現が必要とされ、上記の表では区分けできない。B&Wや日本のスピーカー、タンノイ等がより適性があると思います。
ジャズ：比較的打撃音が多く、エネルギー感や音の太さが要求される。JBLに代表されるホーンや38cmウーハーの音は他に変え難い。一般的には、派手さは無いが、エネルギー感と繊細で低音の再現性に富んだスピーカーが良いかと思っています。JBLや、モニター調のスピーカーを繊細でエネルギー感あふれるアンプで駆動するのが良いと思います。
ロック：ジャズと同様の打撃音やエネルギー感が要求されるので、迫力のある音のスピーカーが良いかと思います。 JPOP、歌謡曲:人の声の再生が中心となるので、フルレンジユニットで明るくもあり、しっとり感もあるスピーカーが良いと思われます。華やかで柔らかい音が聴きやすいと思います。

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