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店内の展示機器を試聴されたお客様から試聴機の感想をいただきましたのでご紹介させて頂きます。
今月はAccuphase、LUXMAN、フェーズメーションのフォノイコライザー、オルトフォンのカートリッジ3種の試聴レポートをいただきました。スピーカーはJBL 4367WXを使用しています。
今回は限られた時間の中でたくさんの機器をご試聴いただいたため、詳細なレポートを書くのは難しいとのお言葉をお客様からいただきましたが、ふわりと聞いてみた感想でもよいのでお願いしますとご無理を言いレポートいただきました。少しでも機器の雰囲気が伝わればと思います。
店内展示機器は常時試聴できますので是非ご来店ください。なお、掲載内容は実際にお聞きいただいたお客様個人の印象で全てを保証するものではありません。(※本レポートは貸出デモ機を含みますので現時点で試聴可能でない場合がございます。試聴可能機器につきましてはお問い合わせください。)
今回は、非常に荷の思い話である。
アキュフェーズのC-47と言う高価なフォノイコライザーのデモ機が入荷したと言うので、
のこのこ出かけたら、待っていたのは高額なオルトフォンのカートリッジ3種類と、
メーカー別3種類のフォノイコライザーアンプ、さらに、T&M(エアータイト)のプリアンプ、
パワーアンプで、JBL 4367WXを駆動すると言うものだった。
普段は、試聴製品を、モニターシステムで基礎性能と、音色を確認し、それを生かすシステム作りに発展させるのだが、
今回は、機材の数が多く、又、普段聞きこんでいるマイシステムより、はるかに高額、高度な組み合わせで、
経験から比較評価する事も能わず、あくまで客観性を欠いた、印象のみのレポートになってしまった。
レコードプレーヤー マイクロ精機 RX-5000
トーンアーム SAEC WE-407、オルトフォン RMG-309
カートリッジ オルトフォン The SPU Century(世界限定250個) ¥595,000、SPU MEISTER SILVER MK Ⅱ ¥205,000 SPU ROYAL G MK Ⅱ ¥232,000
フォノイコライザーアンプ ラックスマン EQ-500 ¥500,000 アキュフェーズ C-47¥600,000 フェーズメイション EA-350 ¥390,000
プリアンプ AIR TIGHT ATC-5 ¥740,000 パワーアンプ ATH-300R ¥1,115,000
スピーカー JBL 4367WX ¥720,000×2
まず、エアータイトのアンプで、JBLスピーカーを駆動した印象は、音が何かモコモコとして、優しく綿菓子の様な音である。
ハードバップジャズを鳴らしきるには、程遠い感じがする。エアータイトの真空管アンプのエージングとウォーミングアップが十分行われていないかもしれない。
ネットでは、エアータイトの真空管アンプは、マッキントッシュのC-22とMC-275に肩を並べるぐらい素晴らしい物と言っている。
正確なレポートの為には、時間をかけてじっくり聞きこまなければ、正確な事が言えない。
又、今回は、カートリッジ3種類、トーンアーム2種類、フォノイコライザーアンプ3種類の組み合わせで、
さわりを聞けた程度で、又、試聴LPも荒井由実の「海を見ていた午後」に絞り試聴したので、クラシックやジャズの適正を判断するには不十分でした。
カートリッジ
SPU THE MC CENTURY レンジ、音像空間広く、低音から高音までピラミッドバランスで、音も中庸。低音も締まっている。
SPU ROYAL G MK Ⅱ 音は太く、コクがありこってりしている。音像は普通。
SPU MEISTER SILVER MK Ⅱ 銀線使用の為か、音が硬質で細身になる。
トーンアーム
SAEC WE-407 オルトフォンと比べて、快活な音になる。
オルトフォン RMG-309 オルトフォンのカートリッジと組み合わせは、非常に良好。
SPU THE MC CENTURY と組み合わせた音が品位高く、荘厳に響く。音像空間の広さや奥行き感も感ずる。
フォノイコライザーアンプ
ラックスマン EQ-500 真空管使用のフォノイコだけあって、音にこってり感が強調され、荒井由実の声が、甘く艶やかに聞こえる。
アキュフェーズ C-47 すっきり、硬質で、クリヤーな音。アキュフェーズトーンと共通なものを感ずる。
フェーズメイション EA-350 一言でいえば、自然で、色付けの無い音のように感ずる。
個人的な感想では、SPU THE MC CENTURY+RMG-309+ EA-350 の組み合わせが一番良いと感ずるが、
総合評価をするには、試聴ソースも各ジャンルのレコードを聴く必要がある。
現代のJBLスピーカーを駆動するには、低音の力に満ち、細部を描き出し、エネルギッシュな音でないと不満が生じ、
上記条件で、プリアンプ、パワーアンプ、カートリッジ、フォノイコライザーアンプの性能、適正は分からない。
又、タンノイの様なスピーカーであれば、音の適性ががらりと変わり、豊かに響くのかもしれない。
今回は、各メーカーがこだわった製品だが、評価点数が多すぎ、十分聴きこめない為、雑な評価しか出来ませんでした。
今宵は、オルトフォンを生んだ国デンマークに敬意を表して、デンマークのジャズベーシストのニールス・ペデルセンのDUO、
ピアニストのニスル・ラン・ドーキーの北欧へのオマージュ、ラーシュ・ヤンソンのホワッツ・ニューを聴きます。
デンマークのピアニストは、スタンダードを耽美的に演奏し、アメリカジャズのエネルギー感はありません。
ニールス・ペデルセンは幾多の米系ミュージッシャンと共演しており、そのハイテクベースは縦横無尽な対応力と演奏力があります。
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