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Accuphaseは、プリアンプC-3900の発売から5年を経て2025年10月「C-3900S」を発売した。C-3900も完成度が高く透明感や音の伸びやかさ、演奏空間の再現に驚かされたが「C-3900S」はどんな音の変化をもたらしたのだろう。C-3900については静岡ミュージック喫茶「kugo music cafe」CDプレーヤー:Accuphase P-1000、DC-1000 でのシステムで試聴し、2024年7月にレポートを掲載している。今回CDプレーヤーはmarantz SACD 10となり音の違いがある。正確な評価の為にはCDプレーヤーを同一にして、C-3900と「C-3900S」を比較しなければならないが不可能な為、記憶に残る音を頼りにトライしてみる。あくまでも参考レポートとさせて頂きたい。なお「C-3900S」はすでに第一回目の受注は終了し、現在は第二回目を受注中で、オーディオショップに並ぶのは来年2月過ぎの予定らしい。流石のAccuphase、ファンの多さと信頼性に敬意を表したい。
●後段の増幅回路を、4パラレルから8パラレルに増加した。それに伴い、前段の回路を全て見直した
●ANCC回路の採用
●ANCC 主アンプのノイズと歪を副アンプで打ち消す回路。
●コンデンサーは、120,000μhとパワーアンプ並みである
●EIA S/N:113db(C-3900と比べると1db改善)
●ヘッドフォン出力に最上級の回路を搭載0
●SACDプレーヤー:marantz/SACD10
●パワーアンプ:Accuphase /A-80
●スピーカー:YAMAHA/NS-5000
音を聴いた瞬間、きりりとした上品さと音の凝縮感と、滑らかさ、活力を感じた。機器の完成度が高くなり、生演奏を聴いているような実存感を感ずる。BS11で京都画報と言う番組があり、常盤貴子さんが日本を代表する産地の着物を着て、京都の神社仏閣やグルメを巡る番組がある。映し出される画面からは、華やかさと常盤さんの社交的なお人柄、行動力を感じ、「C-3900S」の音はこんなイメージかなと想像する。音の解像力はこの上も無く、特にクラシック2作品のSuper Audio CDを聴いた瞬間、ザワっとする付帯音が現れ、弓が弦を擦る摩擦音や、ピアノの弦を叩く指先の動きが、一層リアルに聴こえた。さらに、オーケストラの広がりや奥行きが現れ、Super Audio CDの情報量の多さを感ずる。こんな微細な音の再現能力があるのだと感服する。再現される音楽は、オールジャンルで、プロデューサーの音作りの意図をそのまま反映している。古いCDで、ビルエバンスのエクスプロレイションを聴いても、聴きごたえのある演奏が聴ける。ただこの印象が、「C-3900S」の実力をあらわしているのか、marantz SACD 10の表現力に依るのか、判断は出来かねる。CDプレーヤーの音質を脚色すること無く、純粋にパワーアンプに送り出す能力の凄さを持っていると思う。
上記印象を持って東京オーディオショーに行き、会場での組み合わせでC-3900Sの音を体験してきた。※DC-1000、DP-1000+C-3900S+A-300×2+FINE AUDIO F1-12S 音の印象は、落ち着いた、静寂感のある音で、全体的にゆとり感に包まれている。楽器の分離や音場の深み、音場の立体的再現に優れていて、一つの完成された世界であった。自然な音がアキュフェーズトーンに昇華され、厚みを持って豪華な音楽を醸し出す。AV BOXでの試聴とは音の印象が異なってはいるが、組み合わせにより様々な表情を見せ深い性能を持っているように思う。
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1)手嶌葵 Aoi Worksより さよならの夏
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華やかな声で、声に自然な厚みがあり、ピアノの音も艶やかで、全ての音にゆとり感がある。ライブ会場の雰囲気を感じさせる。曲の持つ哀愁感、はかなさを十分味わい尽くせる。
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2)Sinne Eeg Face The Musicより月光のいたずら
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押し出し感があり、シーネイの色気、野性味、歌の上手さを際限なく表現する。マランツのCDプレーヤーの解像力を感ずる。音場の全てにゆとりがあり、ライブ会場の中にシーネイが歌い、伴奏ピアノが奏でられる豪華な雰囲気が再現される。
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3)Manhattan Jazz Orchestra SING SING SINGよりSING SING SING
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低音が力強く、程よい音の厚みを持つ音が、左右に広がり、各楽器の演奏が交じり合わず浮き上がり、ビックバンドの演奏を豪華なものにしている。音は躍動感に富み、ウキウキさせる雰囲気を持ち、ライブステージの雰囲気を感ずる。
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4)Beethoven:The Violin Sonatas Sonatas5
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華やかなバイオリンの音が響き、ピアノの伴奏のアンサンブルが見事である。演奏者の距離感が感じられて、各々の演奏に呼応するやり取りの優雅さ、技巧の完成度の高さを再現する。ベートーベンの楽曲の完成度の高さも十分伝わってくる。SACDの音の豊かさを感ずる。
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5)Mussorgsky 展覧会の絵 よりプロムナード、こびと
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華やかなオーケストラで、写実に近く、しっかりした音である。スケールの大きい会場の中で、各楽器が、作曲者が展覧会の絵のイメージに込めた演奏を作り出す。高域から低域までバランス良く、オーケストラ会場が再現される。
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6)ビルエバンス EXPLORATIONS より、NARDIS (アナログからデジタル化された初期CD)
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楽器の分離良く、スコットラファロのベースの音、旋律と、エバンスの耽美的な調べとの調和が見事に再現される。本来、膨らみ気味の低音が膨らまない。演奏に浸りきれる再現性を持っている。
今宵は、山中千尋さんのピアノを聴きます。彼女は日本的なチャーミングな女性ですが、ライブの間合いのおしゃべりが上手で、さらにジャズ雑誌にエッセイを投稿する活動的な女性です。そんな彼女の性格が現れた「After Hours」と言うアルバムの中から、「There Will Never Be Another You」を聴きます。
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