2019年4月レポート

ハーマンインターナショナルJBL MarkLevinson製品の試聴レポート

店内の展示機器を試聴されたお客様から試聴機の感想をいただきましたのでご紹介させて頂きます。店内展示機器は常時試聴できますので是非ご来店ください。なお、掲載内容は実際にお聞きいただいたお客様個人の印象で全てを保証するものではありません。

JBL MarkLevinson新製品 + 光カートリッジDS-E1  試聴レポート ~お客様より~2019年4月

■■今回は、昨年来、オーディオプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカーの新製品が相次いだ、ハーマンインターナショナル(JBL MarkLevinson)製品の試聴と、デジタルストリーム社が開発した光カートリッジの普及版の試聴を行った。

ー1- 使用機材

LPプレーヤー:マークレビンソン NO.515
カートリッジ:オルトフォン MC CADENZA BRONZE
オーディオプレーヤー:(ネットワーク、USB入力にも対応)マークレビンソン NO.519
プリメインアンプ:マークレビンソン NO.585.5
スピーカー:JBL 4312G、L100 CLASSIC、4367WX  REVEL F228BE
光カートリッジ:DS E-1 DS-E1イコライザー

ー2- 製品特徴

●LPプレーヤー NO.515 米国プレーヤーメーカーVIPと共同開発、トーンアーム、モーターの設計にハーマンの技術を導入 他製品との比較が出来ないので、製品の優劣は分からないが、シムテム全体としての試聴上は、回転の安定性、音の再生レンジや質感等、必要にして十分な性能をもっていると思われる。
●オーディオプレーヤー NO.519 ネットワーク接続、USB入力に対応、スマホに専用ソフトをダウンロードしてリモコン操作できる。SACDには対応していない。全世界的には、SACDはそれほどの位置を占めておらず、SACDの普及は日本だけらしい。
●プリメインアンプ NO.585,5 マークレビンソンは、従来、セパレートアンプを作り続けてきたが、プリメインアンプとしては、2作目。DACを内蔵。NO.519 +NO.585.5の音は、どっしりとした低音域に、格調高い、静かな中高音域が乗ったもの。奥行き感を感ぜられ、一つ一つの楽器が、背景の中に浮かびあげる。定位感、全体の調和感は自然。
●スピーカー JBL 4312G 発売以来、50年近く改良を重ねてきた、ロングセラーモデル。従来は、30cmウーハーをフルレンジとして鳴らし、ミッドレンジとツイーターを補助的に鳴らしていたが、30cmウーファーにローパスフィルターをつけ、ミッドレンジとツイーターとの3wayとして設計している。音は、明るく、エネルギー感にあふれ、太く、往年のJBLサウンドを感ずる。マークレビンソンで聞く音は、分解性、定位良好。
JBL L100 CLASSIC 1970年代に登場したL100の、デザインを踏襲したモデル。30cmウーハーや、ミッドレンジは4312Gと同等だが、ツイーターがチタンになっている。音は、4312Gの延長戦上にあるものだが、高域が柔らかい響きになり、繊細性が増し、スピーカーが構成する音楽空間が広い物になっている。分解性、定位良好。
JBL 4367WL  4365までは、中音と高音域を、ドライバーとスーパーツイーターとに分けていたものを、ワンユニットで統一、700hzから40khzまでカバーする。ホーンにはXウェーブホーンを搭載し、スピーカーが構成する音楽空間が広く広がるが、その音像の表現は高精度に引き締まり、ボーカルの発声は自然で、モノラル録音の音源は、一点に集中している。ボリュームを上げる事に比例して、音像が大きくなるのでは無く、演奏会場の空間が大きく広がり、その中に演奏者が存在する様だ。しかも、最新の技術で録音された音源は、等身大で表現され、細部まで生々しい。従来の4338,4365より、入力に対し感度が高く、細部まで表現する様だ。
REVEL F228BE  ツイーターにベリリウムを使用、ミッドレンジは、アルミの両面を、プラズマ放電を行い、セラミック化させたものを使用しており、キャビネットは、後方を、ラウンドさせ、天井、壁、リスナー背面の壁からの反射音を考慮に入れ設計を行っている。再生される音楽は、透明感が高く、静かで優しいが、音像は解像度高く、バランスの良い低音域と音の厚みを持ち、深夜、音楽に浸りたい時にうってつけ音。上下方向に、音像が、きちんと定位し、超高級スピーカーに見られる、等身大の演奏者の存在感を、やや感じられる。
JBLは、業務用、会場用の音響機器の開発を主業務としており、そこで開発された技術をコンシュマー用スピーカーに応用する。業務用用途で、全世界の70%を占める会社のノウハウが、製品に詰め込まれている。
●光カートリッジ DS-E1 カートリッジ内で、レコード針に取り付けられた遮光版に、LEDを当て、反対側のPD(太陽電池)で、明るさの変化を読み、アナログ信号にする。出力は、40mv

JBL L100_CRASSIC 試聴レポート

ー3- 試聴レポート

【JBL L100_CRASSIC   NO.519+NO.585.5使用】
1) 平原綾香 「明日」 声が、元気よくエネルギッシュで、音が太く、厚みがある。かつてのJBLの音。チェロの重低音も出る。柔らかさもあり、聴きやすい音。
2) ローズマリークルーニー 「THANKS FOR THE MEMORYIS」 音が太く、エネルギッシュな為、繊細な表現は少ないが、声、楽器の存在感があり、聴きやすい。音楽に浸れる感じがあり、音楽を感ずるのに、必要にして十分な存在である。
3) ヘルゲ リーン 「TAKE FIVE」 打楽器のアタック感が自然で、エネルギー感あり、生き生きとした生命感を感ずる。重低音、厚みある。ピアノ明るく、深みある。聞きやすい。
4) アリス 紗良 オットー 「ラ カンパネラッタ」 ピアノが生き生きとして明るい。元気だが、クラッシックも聞きやすい。ピアノの響きや余韻等は一歩後退するが、楽しく聞ける。
5) ヒラリー ハーン 「チャイコフスキー バイオリン協奏曲」 演奏会場の深さを感ずる音では無いが、バイオリストのテクニックと音楽の表現は十分に伝わってくる。演奏は元気よく、違和感を感ずるレベルではなく、楽しく聞ける。高級感のある音。

マークレビンソン NO.519 NO.585.5 試聴レポート

【JBL4367WX  NO.519+NO.585.5使用】
1) 平原綾香 「明日」 音は高解像度で優しく、静けさの中に、声が明るく浮かび上がる。声の息遣いまで感じられる。チェロの重低音が再生され、余韻が素晴らしい。音が前に出てくる印象
2) ローズマリークルーニー 「THANKS FOR THE MEMORYIS」 声の解像度高く、生き生きとしている。テナーサックスも厚みあり、重厚に響く。定位良好。声、楽器の実存感ある。クリヤーでベール感なく音像が展開され、音の骨格は、マークレビンソンが支配的。JBLの歴史の重みを感ずる。
3) ヘルゲ リーン 「TAKE FIVE」 打楽器の明るさ、艶やかさ、硬さ、柔らかさ、全て出る。アタック感は自然、音の厚み出る。でも、なんとなく、静かな雰囲気。ピアノの重量感も良好で、上品で荘厳なジャズを奏でる。
4) アリス 紗良 オットー 「ラ カンパネッラ」 ピアノの音が、明瞭で、艶、硬質感、自然な感じを受ける。演奏会場の雰囲気出る。高音も、強調された感じでは無く、反応性の高さを感ずる。左手、右手のバランス良好。JBLでもクラシックの荘厳さを感じる。
5) ヒラリー ハーン 「チャイコフスキー バイオリン協奏曲」 演奏会場の荘厳さ、深み、実存感ある。オーケストラの楽器の分離、分解性良好。バイオリンの弦のこすれ感、落ち着きも表現し、高域も自然に伸びる。定位も良好。

マークレビンソン NO.515 試聴レポート

【REVEL F228BE  NO.519+NO.585.5使用】
1) 平原綾香 「明日」 声は、落ち着き、繊細な印象。解像力高く、クールな印象。演奏空間を広く感ずる。チェロは、低音が伸びて自然な感じだが、重厚感では無い。 2) ローズマリークルーニー 「THANKS FOR THE MEMORYIS」 声の滑らかさがあり、クールで優しい印象。静かなジャズで、落ち着きが、全てを包む。高解像だが、押し付ける様な印象では無い。
3) ヘルゲ リーン 「TAKE FIVE」 落ち着いた雰囲気の中で、打楽器を表現する。低音は、重量感も、厚みもあるが、迫ってくるような鳴り方ではなく、ピアノは、あっさりした鳴り方である。
4) アリス 紗良 オットー 「ラ カンパネッラ」 ピアノが艶やかだが、若干マットがかかった様な艶やかさ。音の強弱、右手 左手のバランス良好。音楽を、落ち着きと優しさを持って、等身大に表現している様。音の解像度は、決して甘くない。静かに、音楽に浸りたい時、うってつけで、音楽に引き込まれる雰囲気を持っている。静けさに、バランスの良い低音づくり。 
5) ヒラリー ハーン 「チャイコフスキー バイオリン協奏曲」 静かで、荘厳な演奏会場の雰囲気が出る。バイオリンが優しく響き、存在感がある。弦のこすれ音、繊細さ、深みが良く出る。静かで優しいが、音像は解像度高い。

マークレビンソン NO.519 NO.585.5 試聴レポート

【NO.515+オルトフォン MC CADENZA BRONZE+NO.585.5+JBL4367WX】
1) 荒井由実 ミスリム「海を見ていた午後」ボーカルの口が小さく、どっしり落ち着いた音、音が滑らかで、分解性、S/N比良好。奥行き感あり、音像空間としてのバランス良。反応性高い音。 2) 山本剛 MISTY 「BLUES」おとなしい感じのジャズ。レビンソンの音を反映している様だ。音の分離良好で、奥深く、定位が良く出る。高音の弾むようなコロコロ感が良くでる。JBL4338だと、高音がガラスの割れる様な音になるが、4367WXはマイルド感あり、自然。再生レンジが広く感ずる。もう少し、アタック感が欲しい気もする。 バド パウエル THE AMAZING BUD POWELL 1「UN POCO LOCO」モノラル音源がスピーカーの中心に集中する。シンバルの臨場感や、ピアノの巧みさは良く出る。古いBLUE NOTOのレコードは 昔のJBLシステムの方がよく似合う。 3) 八城一夫 SIDE BY SIDE 2「 C’EST MAGNIFIQUE」 菅野録音のちょっと甘い雰囲気が良く出る。はずむ様なピアノの感じや、サイドのギター、ベースとの分離良好。リラックスして聴ける。D2コンプレッサーの能力の高さを感ずる。 JAN GARBAREK DANSERE 「DANSER」楽器の分離、分解性良好。実存感ある。良い録音であればあるほど、実力を発揮。レコードに入っている音を全て出してくる様だ。

ー 光カートリッジ DS-E1+DSE1 -

【DS-E1+DSE1イコライザー+アキュフェーズ C-2850+A-75+YAMAHA NS5000】 1) 荒井由実 ミスリム「海を見ていた午後」 光カートリッジは非常に敏感で、レコードに刻まれた音を、全て出してくる様だ。非常に鮮明で、ワイドレンジ。エネルギー感もあり、音の浮き上がり方も良好、ただ、ノイズも出る。  バド パウエル THE AMAZING BUD POWELL 1「UN POCO LOCO」古い録音が、リアリティをもって再現される。音が生々しく、生き生きとしている。シンバルの金属音が生々しく迫り、ピアノの硬質感も出る。 2) 山本剛 MISTY「BLUES」感度高く、非常に生々しい。低音から高音までバランス良く、力強い音が出る。クリヤーで音の分離良い。1~2枚ベールが剥がれた様。 ブレンデル クリーブランド SQ 「鱒」 元気な音だが、クラシックの格調の高さは備えている。楽器の分離は非常に良い。ピアノや弦楽器の質感も良く出る。低域から高域まで、不足感ない。

【DENON DL-A100+ C-2850+A-75+YAMAHA NS5000】 1) 荒井由実 ミスリム「海を見ていた午後」静かな格調高い音、静かな音としてまとめ方は良好。レンジは広くないが、声は明瞭で息遣いまで感じられ、S/N比良好。 バド パウエル THE AMAZING BUD POWELL 1「UN POCO LOCO」 細かな再生はDS-E1に一歩譲るが、従来、馴染んできた音。シンバルの金属感良好で、バド パウエルが落ち着いて聞こえる。

ー試聴ポイントー こんな点を重点に聴いています

1) 平原綾香 声の表情がスピーカーの音色により、どのように変化するか。軽やか、生き生き、しっとり、落ち着きのどれを感ずるか。又、伴奏のチェロの重低音が表現されるかどうか。
2) ローズマリークルーニー 声が自然かどうか、伴奏のテナーの重量感、トランペットの金属感が表現されるかどうか。ライブ会場の録音と思われるが、雰囲気が出るかどうか。
3) ヘルゲ リエン 打楽器中心の録音だが、スピーカーの反応性とリアリティがあるかどうか。ピアノの艶や硬質さが出るかどうか。
4) アリス 紗良 オットー ピアノの艶やかさや、硬質感、響きが出るかどうか。ピアノの低音がしっかり出て、存在感が出るかどうか。左手と、右手の演奏のバランスが良いかどうか。
5) ヒラリー ハーン オーケストラの重厚感や会場の雰囲気を十分再現しているかどうか。バイオリンの演奏と調和しているかどうか。バイオリンの弦を弾く、繊細感や響きが表現されるかどうか。 

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