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LUXMAN PD-191A 価格お問合せ
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一体型アナログプレーヤーとしてのパフォーマンスを極めたベルトドライブ式アナログプレーヤー
LUXMAN PD-191A
標準価格:990,000円(税込)
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インテグレーテッドなアナログプレーヤーの理想を追究し、高精度のメカニカルパーツをていねいに組み上げることで、トップパフォーマンスを発揮
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■別売オプション(サービスパーツ扱いとなります)
・ダストカバー OPPD-DSC191:99,000円(税込)
・ヘビーウエイト OPPD-HW3:22,000円(税込)
・ヘッドシェル(D.U.C.Cリード線付き) OPPD-SH3:16,500円(税込)
・交換用ゴムベルト:4,950円(税込)
・9~10インチ用各種アームベース/SME 3012(12インチ)用外付けアームベース
■送料のご案内:無料にて承ります。佐川急便にて玄関先でのお渡しとなります。
※沖縄県・離島地域のお客様は送料別途お見積もりさせていただきます。
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--AVBOXは正規取扱販売店です--
■電気回路
・重量級プラッターを駆動するオリジナルの高精度ブラシレス DC モーター
・サイン波 PWM/PID 制御方式による変動に強く正確な回転数保持
・温度特性に優れる MEMS 発振器を使用した速度補正用の高性能基準クロック
・各回転数独立調整機能付きの3段階(33 1/3、45、78rpm)回転数切替
・回転数の調整時に視認性の高いストライプ模様のLED反射視型ストロボスコープ
・フローティングマウントされた高レギュレーション性能の大容量電源トランス
■メカニズム
・SAECとの共同開発による完全新規設計のユニバーサルタイプ・スタティックバランス型トーンアーム LTA-710
・軸受には初動感度に優れるナイフエッジ技術を採用
・トラッキングエラーを抑え面振れに対する制動性を高める 10 インチのトーンアーム実効長
・巨大な慣性モーメント0.7t・cm2を誇るアルミ削り出しの重量級プラッター(5.2kg)
・安定した回転をサポートする16mmの大口径スピンドル
・耐摩耗性と耐荷重性に優れたポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製スラスト軸受と真鍮製ラジアル軸受
・15mm厚のアルミ削り出しトップパネルをメインシャーシとした主要部品のアンダースラング(吊り下げ)制振構造
・ドライブモーターと電源トランスを3.2mm厚のボトムパネルに制振ゴムを介してフローティング・マウントするセパレート制振構造
・高さ調整を可能とした制振ゴム採用の大口径インシュレーターレッグ
■エクステリア
・前面にローズウッド色・光沢仕上げのウッドパネルをあしらった流麗な低重心デザイン(PD-171A比高さ-12mm)
・D.U.C.C.導体採用のリード線を装着したLUXMANロゴ入りのオリジナル・ヘッドシェルとアルミ削り出しEPアダプター
・振動吸収ラバーを採用した新規設計のターンテーブルシート
・カートリッジ出力にはスタンダードな5P→RCA端子タイプのOFCフォノケーブルを付属
・装着方向を変更し端子全体でケーブルの重量をサポート可能とした金メッキ仕上げのACインレット
・3.5スクエアの高純度OFC導体を使用したトップグレード製品専用の電源ケーブルJPA-15000
■システムを発展させる別売オプション
・さまざまなトーンアーム(9~10インチ)に対応する交換式アームベース(別売のアームベースはPD-171A用と共通)
・12インチサイズのトーンアームを装着可能な外付けアームベース(第一弾としてSME3012用を発売予定)
・軽い操作で開閉が可能なカムサポート式ヒンジ装備の専用アクリル製ダストカバーを別売オプションで用意
ターンテーブル | |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
モーター | PID制御DCブラシレスモーター、 回転数調整機能付き |
ターンテーブル | 30cm アルミ材削り出し、 表面仕上げ:ダイヤモンドカット、 質量: 5.2kg |
回転数 | 33 1/3rpm、45rpm、 78rpm (3スピード切替) |
ワウ・フラッター | 0.04%以下(W.R.M.S) |
トーンアーム | |
形式/軸受 | スタティックバランス、 S字型/ナイフエッジ |
実効長/オーバーハング | 256mm/16mm 、 トラッキングエラー: +1.07°~ー1.52° |
適合カートリッジ自重 | 4~11g (付属ヘッドシェル込み17~24g) |
高さ調整範囲 | 22mm |
本体 | |
付属装置 | [トップパネル部] 電源スイッチ、 スタート/ストップ・スイッチ、 回転数切替スイッチ、 ストロボ・スコープ 、 回転数調整ボリューム(33 1/3、45、78 rpm) [リアパネル部] AC インレット、 外付けアームベース取付穴(ネジ埋め) [ボトム部] インシュレーター、 カートリッジ出力端子(5Pタイプ) |
消費電力 | 5W(電気用品安全法) |
外形寸法/質量 | 491(W)×128(ターンテーブル上面まで)(H) ×399(D)mm /24.8kg |
付属品 | ターンテーブル、 電源ケーブル(JPA-15000:極性マーク付)、 ヘッドシェル(D.U.C.Cリード線付き)、 ゴムベルト、 EP アダプター、 ターンテーブルシート、 プーリーカバー、 ターンテーブル取り付けハンドル、 フォノケーブル、 カウンターウェイト、 アーム調整用六角レンチ、 アームベース取り外し用六角レンチ |
外形寸法/質量 | 491(W)×128(ターンテーブル上面まで)(H) ×399(D)mm /24.8kg |
ベルトドライブ式LPプレーヤーPD-191Aは、DP-171Aの外注トーンアームが生産中止となり廃番になった為、サエクコマース株式会社と共同でトーンアームを開発し、装い新たに新製品での発売である。DP-171Aは完成度の高さから、フェーズメーションやカジハラ・ラボのデモンストレーションに使われた。LPレコードが、新譜や中古市場で人気を博すのに下支えとなった製品である。DP-171Aから、音色がどのように変化したか検証する術は無いが、AV BOXの常設LPプレーヤーGT-5000(YAMAHA)との比較において違いを探ってみた。
1、トーンアーム SAEC製LTA-710 ナイフエッジ構造、実効長10インチ
2、モーターをACシンクロナスモーター(32bitマイコン制御)からDCブラシレスモーター(PWM回転数制御)に変更
3、プラッターの重量を、5kgから5.2kgに変更
4、15mm厚のアルミプレートに主要部品を取り付け、モーターと電源トランスは、プレームに制振ゴムを介して取り付けている
5、33 1/3回転と45回転に78回転を追加
6、高さ可変のインシュレーターを組み込む
・LPプレーヤー:YAMAHA/GT-5000(比較試聴)
・カートリッジ:DENON/DL-103R
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・スピーカー:YAMAHA/NS-5000
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1)荒井由実 ミスリムから海を見ていた午後
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声の艶やかさや、女性らしさが良く出る。音像の分離が良く躍動感があり、静寂感は少ない。音像がクッキリ浮かび上がる様はS/N比が良いのか。
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2)八城一夫 SIDE BY SIDE 2 菅野沖彦録音
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ピアノの音に艶が乗り、低音の深みや音の厚みが出て、立体感がある。ベースの音にも躍動感と深みがある。ピアノもコロコロ感があり、余韻も綺麗。音の存在感が良い。ギターも充実感がある。聴く人を魅惑させる要素を持っている。
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3)ゲイリーピーコック TALES OF ANOTHERよりVIGNETTE
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音に厚みがあり、さらに勢い、躍動感があり、存在感に通じる。ピアノの音が綺麗だが、軽い表現。シンバルの音も金属感を持って響く。楽器の分離良好。上品だが全体的に明るく、静寂感は無い。どちらかと言うとポピュラーよりの表現か。
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4)バッハ ゴールドベルグ変奏曲 グレングールド
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音に厚みがあり勢いの良いピアノ。一音一音の音は明瞭で躍動感ある。明るく軽やかで、綺麗な音の印象。音の分解性高く、明瞭な表現。S/N比の高さが功を奏しているのか。定位もはっきりしている。しかし、軽い感じを受ける。
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5) DAVID OISTRAKH チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
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オーケストラの雰囲気は躍動感とダイナミックさがある。バイオリンの音は艶やかで、魅惑的に響く。心の中までゆすぶられるよう。バイオリニストの演奏のテクニックは十分再現する。音の分離は良好で、オーケストラの各楽器の演奏がハッキリわかって、演奏の豊かさを引き出す。明るいバイオリン演奏の雰囲気。
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1)荒井由実 ミスリムから海を見ていた午後
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クールで繊細な声。女性の哀愁を帯びた情感が伝わって来る。レンジは広く、歪感は少ない。立体感もあり、空間に声が浮かび上がる。一音一音の楽器も明瞭で、分解性も良い。
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2)八城一夫 SIDE BY SIDE 2 菅野沖彦録音
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爽やかなピアノ。各音の分離良好。高域がチョット金属的に響く(録音の為か)。但し中域は充実してクリヤーに綺麗に響く。ベースの低音の締まり方が良好。ギターの演奏も存在感がある。バランスの良い鳴り方。
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3)ゲイリーピーコック TALES OF ANOTHERよりVIGNETTE
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ピアノは透明感があり、艶やかで美しく、余韻が綺麗に出る。ベースのはじけるような胴鳴りの音も良く出す。シンバルの金属音が鮮やかに出る。ピアノの中域の音が充実している。ピアノのドラムのスティックさばきが、音楽を上品なムードで包んで行く。
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4)バッハ ゴールドベルグ変奏曲 グレングールド
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低音から高域までのバランスが良い。強いタッチの低域の部分が破綻なく再現される。鍵盤を動き回る手の動き、タッチの強弱、ピアノの余韻、曲を演奏しようとする姿勢も良く分る。レンジは相当広く聴ける。
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5) DAVID OISTRAKH チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
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オーケストラの雰囲気に品格があり、迫力を持って響いてくる。バイオリンの音に深みがあり、哀愁感を持ってたおやかに響く。オーケストラの中にバイオリンが浮かび上がり、演奏技巧や旋律の明瞭さが鮮やかに表現される。YAMAHAはクラシックが良い。バイオリンの再現に不満は無い。レンジが広く、バイオリンが鮮やかに前面に出てくる。バイオリンとオーケストラのバランスが良好。
PD-191Aは、音に厚みと躍動感があり、女性の声を艶やかで明るく表現する。音像空間が浮かび上がり、S/N比が高いのかな、と思う。ジャズ等の打楽器の表現も勢いがあり、しかも音像の分離も良く、リアリティに通じる。大編成のオーケストラの迫力や、弦楽器の艶やかな響きは魅了されるレベルである。どちらかと言うと、エネルギーを感じさせる分野に向いているのかな、と思うが、システム全体の音は下流のアンプ、スピーカーとの組み合わせで決まるので、即断は出来ない。 GT-5000は、YAMAHAの特色である「静寂感の中に品位のある音像を描く音作り」と感ずる。LPプレーヤーシステムでの色付けは余り感じられず、淡々と記録された音を再現しているように思う。しかし、音の再現性は繊細で、力強さも備え、分解性も高く、十分満足の行く音作りだと思う。特にクラシックの再現の荘厳さは優れている。自宅でのシステムではDP-171ALにFR-64Sを組み合わせ、フェーズメイションのPP-300を使っているが、出てくる音は淡白で静寂、どっしりとして、クラシックを聴くのに適していると感ずる音である。