Sonus faber
Lilium
「ライラ・シェイプ」が基本コンセプト
これまでの進化を確実に反映して誕生

12,100,000  (税込)
Sonus faber-Lilium
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Sonus faber 【Lilium】
形式:3.5ウェイ6スピーカー+パッシブラジエーター・フロア型
28mmドーム型トゥイーター×1、180mmコーン型ミッドハイ×1、180mmコーン型ミッドバス×3、260mmコーン型ウーファー×1、260mmコーン型パッシブラジエーター搭載
標準価格:12,100,000円(税込)ペア

仕上げ:グロスフィニッシュ デュアルエンクロージャー構成
カラーバリエーション:
■Walnut
■Red
本体サイズ:491W×1,600H×705Dmm
質量:103kg(1本)

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【主な特徴】
新たに導入された、機能的なデュアル・キャビネット設計
リリウムのキャビネット全体は、断面が竪琴のような形状を成す「ライラ・シェイブ」を基本コンセプトにしています。積層木材を成型、部分によって厚みを変え、3つの曲面を持たせることによって内外振動の拡散・ダンピングを図ったこのデザインは、断面がリュート型になる「リュート・シェイプ」をさらに進化させた、ソナス・ファーベルの新たなスピーカー造形です。大型フロアスタンディング・システムにふさわしい、雄大で精度高い低域再現を目指し、リリウムではこのライラ・シェイプをふまえながら、これまでと大きく異なるアプローチを導入しました。それは、メインの再生帯域を受け持つエンクロージャーと、低域再生用のウーファー・エンクロージャーを完全分離した「デュアル・エンクロージャー」構造。音楽における様々な「対比」を表現するためにたどりついた方法論です。リリウムの開発過程で、設計チームがまず採用することを決めたのは、パッシブ・ラジエーター。バスレフ・ポートで発生するノイズを確実に排除するこの方法は、もちろん、かの「エクストリーマ」においてソナス・ファベールとしては初めて採用した仕様です。2014 年、創立30周年記念限定モデルとして発表された新世代エクストリーマの開発過程で、ソナス・ファベールはその有効性にあらためて注目しました。ただ、リリウムでは、低域を担う260mm 口径ウーファーをウーファー・エンクロージャー底面に、パッシブ・ラジエーターを上面に、それぞれメイン・エンクロージャー各ユニットの音波放射軸とほぼ直角になるよう配置することで、直接・間接の相互干渉を回避するという画期的な方式としています。
不要振動要因を極限まで排除する最先端テクノロジー
迫真の音楽再生を実現する上で大きな阻害要因となる様々な振動。リリウムでは、メイン、ウーファー、いずれのエンクロージャーも内部補強桟を強化して、スプリアス振動や定在波を排除、ライラ・シェイプ・デザインのメリットをこれまで以上に引き出すことに成功しています。メイン・エンクロージャーは、近年のソナス・ファベールの研究成果の一つである「ステルス・リフレックス・システム」を採用した非振動ベンテッド・ボックスとしています。しかも、各キャビネット上面と底面に、CNC加工・陽極酸化処理を施した航空機用金属製の「T.M.D.=質量調整ダンパー」を装着。T.M.D.は、それぞれ逆相で振動することによって微振動を相殺する特殊なデバイスで、エンクーロジャーを上下から金属で挟み込むこの手法が、キャビネット壁やドライバー・ユニットから伝わる構造的な微振動を抑制します。さらに、ウーファー・エンクロージャーでは、内部を垂直に貫くスチール・ロッド「魂柱=アニマ・レガータ」が上下のT.M.D.を強固に連結、制振用の高速な機械的インターフェースとして機能し、残留する微振動をT.M.D.に伝えます。
ソナス・ファベールでは、こうした二重三重に及ぶ制振の手法を「Z.V.T.=ゼロ・バイブレーション・トランスミッション」テクノロジーと呼んでいます。「ザ・ソナス・ファベール」の開発過程で得られ、「アイーダ」にも受け継がれたこの有機的なソリューションが、アコースティック・フ ィードバックや床面振動を含む多様な振動要因を徹底的に排除、リリウムの開発目標達成に大きく貢献しています。木材と金属、2 つの独立エンクロージャー、そして伝統と革新という対比的な要素を美しく機能的にまとめあげる、ソナス・ファベールの新しい技術がここにあります。

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