TAD-E2-WN Evolution Two

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TAD
TAD-E2-WN
Evolution Two
Evolutionシリーズ

特価お見積り
TAD-E2-WN

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TAD Evolution Two TAD-E2-WN スピーカー
標準価格:869,000円(1本・税込み)

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新開発の15.5㎝ウーファーユニットと2.5cmベリリウム振動板を使用した
フロアスタンド型の2.5wayスピーカーシステム
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全体的にカジュアル感があり、重量もE1と比べますと軽く価格もお求め安くなりました。
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【主な特徴】

TAD Evolution Two「TAD-E2-WN」は、これまで培ってきた技術を活用し、点音源思想を継承することにより、音場と音像の高次元な融合を実現。また、生活空間と調和する木目柄デザインを採用しています。「TAD-E1TX」や「TAD-ME1」に採用している2.5㎝ベリリウム振動板トゥイーターを搭載。振動板形状をコンピュータ解析して最もふさわしい形状を求める技術「HSDOM※1」により、60kHzまでの再生を可能にしています。また、指向性をコントロールする新開発のウェーブガイドにマウントすることで、広帯域にわたってスムーズで広範な音の伝搬を実現。ウェーブガイドにはアルミダイキャストを採用して高剛性化を図り、不要な共振を徹底的に排除することで、TAD ならではの洗練された中高域再生を実現しています。力強い低域とスムーズな指向特性を実現するウーファーは、豊かでクリアな低域と共に、カラレーションのない素直な中低域の再生を実現するため、表面のアラミド織布コーンと裏面の針葉樹パルプ抄紙コーンを別々に成形し、後工程でラミネートした新開発のMACC※2 15.5cm振動板を採用。また、良好な指向特性を得るために浅型のカーブド形状とし、補強ブレースをコーンネック部に追加したデルタブレース構造を採用することで、スムーズな指向特性と力強い低域再生を両立しています。
※1 HSDOM:Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method
※2 MACC:Multi-layered Aramid Composite Cone

【主な仕様】

型式2.5way 位相反転式 フロア型
スピーカー構成ウーファー:15.5 cm コーン型×2
トゥイーター:2.5 cm ドーム型
再生周波数帯域30 Hz ~ 60 kHz
クロスオーバー周波数90 Hz、2.8 kHz
出力音圧レベル87 dB(2.83 V・1 m)
最大入力150 W
定格インピーダンス6 Ω (最小インピーダンス 4.5 Ω)
ユニット極性低域(+)、高域(+)
外形寸法 (W×H×D)320 mm × 1,085 mm × 405 mm (スパイク未装着)
質量32 kg
付属品ショートケーブル ×2 、滑り止めパッド × 4 、コーン型スパイク×3、スパイク受け×3、転倒防止スパイク ×2、ウーファーグリル ×2、オーナーズマニュアル、保証書

【TAD Evolution Two「TAD-E2-WN」をもっと詳しく】

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技術的特徴

・2.5cmベリリウムトゥイーター クロスオーバーは2.8khz
・15.5cmウーファー アラミド繊維とパルプコーンをラミネート
・エンクロージャーの底部にポートを配置し、低音を前後に逃がす

音の印象 まとめ/TAD Evolution Two

システム1では、爽やかな静けさを感じられる音色で、明瞭な音像に多少マットがかかったような雰囲気である。生活空間の中でさりげなく上質な音楽を味わう事が出来、スピーカー本来の性格、音色を再生しているようにも感じた。システム2では、TAD-D1000TXの音色、性格が支配的で、明快かつ力強さを感ずる音になる。メーカーのうたい文句である「くつろぎの空間に、音楽が溢れる」とは違った感じであった。従来のTADのスピーカーの精緻でリアルに音像を描く性格から、緊張感を感じず、音楽を楽しむ方向に性格が変わった。基本的に、音像の再現は明確だが、印象としてはおとなしく落ち着いて、爽やかで優しい雰囲気を奏でる。ウーハーが15.5cm×2の為か、低域の量感は少ない。ボーカルやクラシックが良い。McIntoshのプリメインアンプMA7200は、従来の太いマッキントーンに、繊細さと軽やかさと上品さが加わった音で、価格的に相応なプリメインアンプと感じたが、上記組み合わせでは、良さが生かされなかった。

ジャンル別試聴(システム1)

■リファレンス機材
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・CDプレーヤー:Accuphase/DP-750

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1)JPOP:女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
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声は落ち着きの中に華やかさや、優しい表情がある。空間表現が明瞭で、チェロの低音の重厚さ、沈み込み、音の分離良好。声に定位良好。全体的には、優しいJPOP。

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2)JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
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静かな落ち着きのあるジャズボーカル。低域の量感は無いが、明瞭な表現。刺激的な鳴り方はしない。定位良好。TADにしてはソフトな鳴り方。音像はソフトフォーカス。

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3)JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
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音像はマイルドで、明確に音像を描くタイプでは無い。刺激的でない雰囲気で味わう音楽。明確だが優しい表現。躍動感や分離の良さは持っている。

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4)CLASSIC PIANO:ピアノソロ、グラモフォンの録音
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ソフトな響きのピアノ。金属的な響きでは無い。日常生活の中に合って、静かに聴けるクラシック。しかし、クラシックの演奏の格調さは十分に感ずる。余韻は少ない。演奏会場の中間の席で聴いているよう。しかし、表現は芯があり、ハッキリしている。

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5) CLASSIC VIOLIN:オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
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オーケストラの中に、バイオリンの音が重厚に優しく響く。弦の演奏は魅力的な表現で、音圧を押し付けてくるような表現ではない。バイオリンの音は中心部に明瞭に浮かび上がり、技巧の細やかさを表現している。格調高い表現。

ジャンル別試聴(システム2)

■リファレンス機材
・プリメインアンプ:McIntosh/MA7200
・CDプレーヤー:TAD/TAD-D1000TX

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1)JPOP:女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
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S/N比の良さを感じる。声は自然で曖昧な部分が無く明瞭。音は従来のTADのように鋭く分解的では無く、滑らかな存在感を感ずる音。歌と伴奏の奥行き感がやや平面的、マッキンの性能か?低音の量感は無い。

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2)JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
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滑らかな自然体な音で、ベースの音もはっきりしているが量感は少ない。S/N比の高さを感じる。クリーン電源を使用した時の音のよう。躍動感も自然。各々の楽器のリアリティーが高い。低音がもう少し欲しい。しかし音像はクリヤーで過不足ないレベル。会場の雰囲気とか、奥行き感に少し不満あり、やや、静かなジャズボーカル。

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3)JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
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音像は非常に明瞭。全体的におとなしめだが、ジャズの躍動感は大いに感ずる。楽器演奏の非常にデリケートな部分も表現する。ジャズを、上品に静けさを持って聴くには良好。ピアノの質感や存在感も明瞭。刺激的なジャズでは無い。上品な雰囲気。

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4)CLASSIC PIANO:ピアノソロ、グラモフォンの録音
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クラシックの風格の高さを感じる。他のTADのスピーカーのように鋭敏に切り込むのではなく、緊張感を持たずに聴けるクラシック。ピアノの音のすべてを表現しているようで、技巧のすべてを感じる。静寂感の中に浮かび上がって来る。心穏やかに演奏に酔いながら聴ける音楽。

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5) CLASSIC VIOLIN:オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
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オーケストラの低音の量感は薄い。バイオリンの音が非常に明瞭で、音色(艶・震え・弦の擦れ)のすべてを伝えているよう。やはり落ち着いた品格のあるクラシック、心穏やかに陶酔できる。音の分離は良好。音の厚みの持たせ方が自然。これで会場の立体感、雰囲気がでたなら、と思う。とにかく音像は非常に明瞭である。

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2022年9月(2) TAD「TAD Evolution Two」レポートページはこちらです

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