SPEC/RSP-AZ1
リアルサウンドプロセッサー
中高域の伸びと切れの良さを高める

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SPEC-RSP-AZ1
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SPEC RSP-AZ1 リアルサウンド・プロセッサー
標準価格:104,500円(税込)2台1組

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【商品特徴】
電子部品は常に進化し、毎年新しい部品が発表されています。弊社として、すべての電子部品をチェックするわけにはいきませんが、常にオーディオに対する最適な部品の研究を怠りません。
その結果、RSPシリーズも発売以来ヒットを続けてきた理由がそこにあります。
RSP-AZ1も電子部品の変更とウッドケースをクルミ材に一新し、更なる音楽表現の向上を高め発売いたします。従来までのスプルース材と異なり、やや堅めの素材を活かした最適なマッチングを実現しました。
RSP-701の特徴はそのままに、更に中高域の伸びと切れの良さを高める事ができました。
厳選されたパーツと永い年月を経た経験を活かし、開発されたRSP-AZ1で素晴らしいオーディオライフを満喫出来る事をお約束いたします。

【主な仕様】

SPEC RSP-AZ1
スピーカーのインピーダンス 10Ω以下が望ましい
アンプの最大出力 1kW以下が望ましい
外形寸法 (W)100mm (H)47mm (D)117mm
重  量 約250グラム(RSP-AZ1)
外  観 クルミ材単板(RSP-AZ1)焼印、ウレタン塗装
梱包内容 本体×2 磨き布×1 取り扱い説明書/保証書×1

【SPEC RSP-AZ1をもっと詳しく】

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SPEC RSP-W1 RSP-AZ1

SPECは、旧パイオニア技術陣と営業が2010年に立ち上げた会社。D級アンプやアナログプレーヤーに特色のある製品ラインナップを持っている。この度リアルサウンド.プロセッサーと称し、スピーカーの端子に挿入し、音質改善を図るアクセサリーの改良版を製品化した。AV BOX常設のオーディオシステムに組み込んで、音質の変化をヒアリングした。

オーディオルーム試聴セッティング SPEC  RSP-W1、 RSP-AZ1

技術的特色

リアルサウンドプロセッサーは、アンプがスピーカーを駆動時に発生するスピーカーのインピーダンスの変動を補正し、スピーカーのボイスコイルから発生する逆起電流を吸収する効果を持つ。RSP-W1は低音域用に、RSP-AZ1は中高域用に設計されている。

音の印象 

■ SPEC RSP-W1(低音域用)
まずSPECの指示に従い、RSP-W1を使用して音質の変化を確認する。性能は低音域の改善との事だが、中高域の音の変化が顕著になる。全体的にスッキリ感が出て、音像が明瞭になり、定位もピタリと合い、綺麗な音になる。クラシック系のソースでは、演奏会場の臨場感が感ぜられるようになる。

■ SPEC RSP-AZ1(中高域用)+RSP-W1(低音域用)
次に、RSP-W1を使用したラインにRSP-AZ1を追加して音質の変化を確認する。先ず、音像が力強くなった印象を受ける。さらに声や楽器の輪郭が明瞭になったような印象で、音像の分離が良好で、立体感が顕著になるように感ずる。それが試聴に使用したアキュフェーズやヤマハの器機が作り出す音色を損ねるものでは無い。

●リファレンス機材:
・CDプレーヤー/  Accuphase DP-750
・プリアンプ/ Accuphase C-2900
・パワーアンプ/ Accuphase A-75
・スピーカー/ YAMAHA  NS-5000

●外観:クルミ材が採用されていて固くしっかりとしている。使用しない時はそのままで部屋のインテリアとして溶け込む感じがする。

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音楽ジャンル別試聴

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■ RSP-W1
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1,JPOP:女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
音像が非常に明瞭になり、一つ一つの音が洗練されて浮き上がり、定位もはっきりする。全体的にすっきりし、アキュフェーズトーンの良さをそのまま再現する。低音の出過ぎをコントロールしている感じ。若干エネルギー感はスポイルされ、雑味がなくなる。
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2,JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
定位がハッキリし、スッキリ感を感じる。本体を損なわない程度に雑味がなくなる。アキュフェーズの持っている音色やエネルギー感や躍動感は損なわれない。一つ一つの楽器も良く分離して表現される。
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3,JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
アルトサックスの実存感がクッキリ、ハッキリし、一つ一つの楽器の分離良好。JAZZには雑味も必要と思うが?ピアノの質感も良好。アキュフェーズの良さが反映されている。JAZZのグルービーな感じも十分に味わえる。
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4,CLASSIC PIANO :ピアノソロ、グラモフォンの録音
非常に澄んだ音で、透明感あふれるピアノ。コンサートホールで聴いているような臨場感がある。ピアノの低音も十分に出て、ピアノ演奏の激しさも表現する。演奏者の技巧、ピアノの余韻が過不足なく表現される。魅惑的な録音の再現。
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5,CLASSIC VIOLIN:オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
すっきりした音調が、オーケストラの存在を明らかにする。透明な空気の中に、バイオリンの音色が響き渡るよう。実に魅力的なバイオリン。バイオリンの響きにはもう少しふくよかさが欲しいか?魅惑的な音。低音が整理されて、中高域が際立って来る。
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■ RSP-AZ1+RSP-W1
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1,JPOP :女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
声の分離が良くなり、表情が明瞭になる。一音一音がクッキリ伸びやかで、音像が力強くなった様、曲の持つはかなさ感は消える。音像の立体感が出て来て、音が浄化される様。
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2, JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
声がクッキリと明瞭、伸びやか、雑味がなくなる。低音の表情が良く分る。細やかな音が浮かび上がる。クリヤーになりすぎか。ライブハウスの空気感や、空間表現は無くなる。しかし、ピアノの質感は良好。
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3,JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
アルトサックスの胴鳴りが、力強く明瞭となる。楽器の定位良好。各楽器の分離良好。全て綺麗、雑味ない。
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4,CLASSIC PIANO:ピアノソロ、グラモフォンの録音
ピアノの音がまろやかで力強くなる。音像は明瞭で、音は澄み、アキュフェーズトーンを損なうものでは無い。なぜ、力強くなるかは、良く分らない。これが、CDに録音されている音そのままかは分かりません。
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5,CLASSIC VIOLIN :オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
オーケストラの音がすっきりして、重みが出てきて、迫力があり、実存感がある。音が混濁しない。バイオリンの音が力強くなり、さらにふくよかになり、聴きやすくなる。綺麗に澄んだ音色。豊かに響き、実存感がある。
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※ 特別編 美空ひばり
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通常ラインでは、伴奏のストリングスに金属音が、含まれるように感ずる。 「RSP-W1」を組み込むと音像がクッキリして、一つ一つの音が分離良く定位する。ストリングスの金属音が少なくなる。声が明瞭になる。さらに「RSP-AZ1+RSP-W1」を通して聴くと、音像の輪郭が際立つ様になり、立体感が増す。ストリングスの金属音はより少なくなる。力強さと、明瞭さが増して、存在感が際立つようになる。

まとめ

確かに、上記製品は、音の変化に顕著な効果がある。RSP-W1だけでも音のクリヤー感はあがり、声や楽器の存在感は向上する。さらにRSP-AZ1を追加すると、音像のさらなる明確化と、力強さが加わる。SPEC(株)のホームページには、矢崎皓一氏の技術ブログが掲載されており、Dクラスアンプの開発経緯と、スピーカーからの逆起電流が、一般半導体アンプと違い電源に回生し、原理的に位相遅れが少なくなる記述がある。リアルサンドプロセッサーは、この技術開発過程から導き出された物かと思われる。しかし、オーディオメーカーの製品には、メーカーごとのアイデンティティが込められており、それを活かすか、+アルファの効果を持たせるかは、試聴された人それぞれがヒアリングの上、決めていただいたいと思います。

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