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※生産終了となりました。
Accuphase C-3850 プリアンプ
標準価格:1,800,000円(税抜き)
C-3850は、今までアキュフェーズが培ったプリアンプのノウハウを集大成した最上位モデルです。《AAVA》は音量を絞るのではなく、必要な「V-Iアンプ」を切り替えてダイレクトに音量(アンプのゲイン)を変える方式ですから、インピーダンスの変化もなく、ノイズなどの影響を受けない画期的な方式です。選び抜いた素材と最新回路等あらゆる面に贅を尽くしたC-3850は、音楽の深い表現力と感動を伝えます。
●全高調波ひずみ率 0.005%以下(20~20,000Hz間)
●周波数特性 3Hz~200kHz +0 -3dB
●定格入力 252mV
●定格出力 2.0V
●S/N 115dB
●クロストーク -90bB以上/10kHz(EIA)
●ゲイン 12dB/18dB/24dB
●コンペンセーター +2db/+4dB/+6.5dB(100Hz)
●ヘッドフォーン出力レベル 2V(40Ω)
●最大外形寸法 477W×156H×412D mm
●質量 25.0kg
ー 使用機材 -
使用機器 アキュフェーズ: CDプレーヤー DP-750、プリメインアンプ C-3850、 メインアンプ A-75、音場補正装置 DG-58、 クリーン電源 PS-1230、 レコードプレーヤー ラックスマン PD-171、 MCカートリッジ AC-6、 フォノイコラーザー C-37 試聴スピーカー TAD: TAD-E1TX
ー 試聴会印象 -
技術の進歩と言うのは罪なものである。我が家のオーディオを聞いて、昨日まで、やっと自分の目指していた音が出来たと感激していたのに、そんな満足感は、置いてきぼりをされてしまった。スイッチを入れた瞬間、プロデューサーが作り上げた、虚構の世界ではあるが、歌手や、ピアニストの、技巧、情熱、曲への思いが、繊細に、大胆に、優しくも、力強くも、再現されてくる。アキュフーズの目指す、低歪と、ノイズの低減が、又、TADの目指す、点音源と反射音を少なくする取り組みが、異次元を作り出している。映像や写真で見た絵画や彫刻の印象とは違い、本物を見たときに感ずるオーラが出ている。この音を再現するのに、駆動系やスピーカーだけでも、高額な出費を要する。しかし、この音に、我が家で浸りたいと思うのは、個人の価値観であり、判断である。又、自分の長年慣れ親しんだ音の中にも、芸術は存在する。それを、想像力で導きだすのも、人間の感性ではないか。そんな、自分の生活のあり方や、価値観、創造力まで考えさせられる試聴会であった。日本のちょっと薄化粧した音作りの中で、芸術を味わえる時間であった。 昔、秋葉原やお茶の水で、とてつもなく高額な、外国製のオーディオを聞いた時、静かな空間の中に、ボーカルや、楽器の演奏が浮かび上がる時間を味わったが、同じものが実現している気がする。