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Sonus faber SonettoII スピーカー
標準価格:374,000円(税込)ペア
キャビネット仕上げ:
■Wood(Walnut突板仕上げ)■PianoBlack ■MatteWhite
Stand Sonetto:Ⅰ/Ⅱ共通 別売スタンド 標準価格:82,500円(税込)ペア
幅 350 × 奥行 388 × 高さ 685 mm(最大) 4.7kg(1本)
--Sonus faber【 Sonetto II】 お問い合わせは専用フォームをご利用ください。--
Sonetto“ソネット”の語源は、ルネサンス期にイタリアで創始されたと言われる14行の定型詩。日本の伝統的な短歌「5-7-5-7-7」のような美しい詩のかたちです。「小さな歌、サウンド、メロディー」を意味するその詩形式は多くの詩人により愛され、そして数多くの作品が産み出されました。ソナス・ファベールの新しいコレクションは、そのイマジネーションから音楽を美しく奏でる“ソネット”と命名されました。イタリアの伝統であり誇りでもある木工やレザーの職人技を活かしたスピーカー意匠デザインと最新のテクノロジーを高次元で融合させています。
・進化系リュート型のキャビネットデザイン
・天然素材をふんだんに使用
・ナチュラルなサウンドデザイン
・イタリアの職人による手作業での美しく丁寧な仕上げ
・お好みに合わせてお選びいただける3仕上げ
全てが北イタリア・ヴィチェンツァの工房で一台一台が手作業により作られる“Handmade In Italy”の誇りを持つスピーカー・システムです。
「高域」
繊細なDKM製シルク・ソフトドームとリングラジエターの指向特性を融合した同社独自のアローポイント・DAD ツイーターを搭載。伸びやかで澄み切った広域再生を実現します。また、メインバッフルとのデカップリングのため、当ツイーター部には粘性のある専用バッフルが与えられています。
「中・低域」
ミッドレンジには自然乾燥させた異種繊維のブレンドによる軽量・高剛性のダイアフラムを強力な磁気回路によって駆動します。ケナフやカポック、セルロースなどの天然素材を活かしたダイヤフラムの表面は高粘度のダンピング材で処理され残留するコーンの色付け要因を一掃しています。こちらにも上級モデルで開発された技術が活かされています。ソネット2では、このドライバー・ユニットが中・低域再生を担っています。165mm径のユニット搭載となります。
●形式:2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式ブックシェルフ型
●高域:29mmアローポイントDADシルク・ソフトドーム
●中低域:165mmコーン型
●クロスオーバー周波数:2,650Hz
●周波数特性:42~25,000Hz
●出力音圧レベル:87dB SPL(2.83V/1m)
●インピーダンス:4Ω
●最大入力電圧 :22Vrms
●寸法:幅250 × 奥行336 × 高さ397 mm
●重量:8.4kg(1本)
SONETTO(ソネット)は、イタリア ルネッサンス期に創始された14行の詩の事で、元々、小さな歌という意味。ヴィバルディの四季の春にも詩が付いている。SonusfaberのSONETTOにも、チャーミングで快活なイメージが先行してしまいます。HERITAGE MINIMA AMATOR II、ELECTA AMATOR III、OLYMPICA NOVA、LUMINAと異なる音色のラインナップをそろえるソナスファベールだが、SONETTOは どんな表情を見せるのかヒアリングしました。
・キャビネットは、後方に向かって絞ってあり、内部定在波の発生を抑制している。木材の響きを、レザーを貼る事でコントロールしている。
・SONETTO I、SONETTO II、のバスレフボードはキャビネット下部に開けられ、背圧を前面に放出。
・スコーカーユニットにシルクドームを採用。
・SONETTO I、SONETTO II、の中低域は、ケナフ、カボック、セルロースなどの天然素材を使用し作成。
・プリアンプ:Accuphase/C-2900
・パワーアンプ:Accuphase/A-75
・CDプレーヤー:Accuphase/DP-750
ーSONETTO IIー
今人気の朝ドラ「舞い上がれ」の主人公、福原遥さんのイメージ。爽やかで優しいが、芯がしっかりしていて実行力のあるタイプ。全てを上品で上質に包んでくれる。ジャズやロック、オーケストラなどの躍動感や迫力は、それなりに感ずる。上質な生活空間を提供する。
ーSONETTO Iー
音色はSONETTO IIと同等だが、ウーハーが一回り小型の分、中高域の明瞭さは出てくるが、ジャズやロック、オーケストラの躍動感や迫力は後退する。使い方の工夫やジャンルの選別が必要かもしれない。
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1)JPOP:女性ボーカルと伴奏のチェロの弓引き
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おとなしい音だが、若々しさが感じられ、色彩感が出ている。解像度が高く、ボーカルが中央に浮かび上がる。チェロの深い音も過不足なく出る。レンジ感がすこし狭い様な気がする。
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2)JAZZ VOCAL:女性ボーカルと、伴奏のジャズトリオ
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ボーカルの滑らかさや綺麗さ、低音楽器ベース等の迫力も感じられ、静かな中にも、躍動感が感じられる雰囲気。生活空間の中にあって、上品なムードを演出する。ピアノの音色、存在感も自然、低音のボリューム感も良く出て実存感もある。しかし、決して迫力を押し付けてくるような鳴り方では無い。
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3)JAZZ:ビッグバンドを背景にしたアルトサックスのソロ
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上品なジャズだが、アルトサックスの質感、迫力は感ずる。ピアノの音も軽やかで、重みも十分で存在感がある。躍動感は大いに感ずる。伴奏のビックバンドもそれなりに存在感がある。聴き疲れしないジャズ、乗りが良い。
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4)CLASSIC PIANO:ピアノソロ、グラモフォンの録音
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演奏者の技巧が分かりやすく、ピアノの余韻も綺麗。クラシックを聴くには良い表現。全体的な曲のイメージ、演奏スタイル、技巧がつかみ易い。優しいが曖昧さのない表現。
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5) CLASSIC VIOLIN:オーケストラとバイオリンの協奏曲、グラモフォンの録音
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上品な優しい音のオーケストラ。しかし、音の分離、解像度は優れていて、中央のバイオリンもオーケストラの中央にたおやかに、悩ましく浮かび上がる。解像度に不足なく、曲の旋律を十分につかみ取ることが出来る。演奏者の技巧もつかみ取ることが出きる。やはり、一般家庭の中において、上品な雰囲気を作り上げる演出をする。
■Sonusfaber SONETTO I/SONETTO II 試聴レポート~お客様より~2023年3月(2)ページへ